軫とは、いたむ/うれえる/ことじ/琴の弦を支えるもの/よこぎなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、車部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 軫 | |
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読み | 音読み | シン |
訓読み | いた(む) | |
部首 | 車部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 車部5画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『軫』の字には少なくとも、軫・ 軫むの2種の読み方が存在する。
意味
いたむ/うれえる/ことじ/琴の弦を支えるもの/よこぎ
軫の用法:二十八宿
二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。
四象 | 七宿 | ||||||
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第一宿 | 第二宿 | 第三宿 | 第四宿 | 第五宿 | 第六宿 | 第七宿 | |
東方青龍 | 角 | 亢 | 氐 | 房 | 心 | 尾 | 箕 |
北方玄武 | 斗 | 牛 | 女 | 虚 | 危 | 室 | 壁 |
西方白虎 | 奎 | 婁 | 胃 | 昴 | 畢 | 觜 | 参 |
南方朱雀 | 井 | 鬼 | 柳 | 星 | 張 | 翼 | 軫 |
軫の用法:平水韻
平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。
平声 | 上平声 | 東 | 冬 | 江 | 支 | 微 | 魚 | 虞 | 齊 |
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佳 | 灰 | 眞 | 文 | 元 | 寒 | 刪 | |||
下平声 | 先 | 蕭 | 肴 | 豪 | 歌 | 麻 | 陽 | 庚 | |
青 | 蒸 | 尤 | 侵 | 覃 | 鹽 | 咸 | |||
上声 | 董 | 腫 | 講 | 紙 | 尾 | 語 | 麌 | 薺 | |
蟹 | 賄 | 軫 | 吻 | 阮 | 旱 | 潸 | 銑 | ||
篠 | 巧 | 皓 | 哿 | 馬 | 養 | 梗 | 迥 | ||
有 | 寢 | 感 | 琰 (儉) |
豏 | |||||
去声 | 送 | 宋 | 絳 | 寘 | 未 | 御 | 遇 | 霽 | |
泰 | 卦 | 隊 | 震 | 問 | 願 | 翰 | 諫 | ||
霰 | 嘯 | 效 | 號 | 箇 | 禡 | 漾 | 敬 | ||
徑 | 宥 | 沁 | 勘 | 艶 | 陷 | ||||
入声 | 屋 | 沃 | 覺 | 質 | 物 | 月 | 曷 | 黠 | |
屑 | 藥 | 陌 | 錫 | 職 | 緝 | 合 | 葉 | ||
洽 |
熟語
徽軫灯籠【ことじとうろう】
石川県金沢市の兼六園(ケンロクエン)にある、竿(サオ)が二股(フタマタ)の石灯籠。
。
文字コード
「軫」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8EEB |
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JISX0213 | 1-77-39 |
戸籍統一文字番号 2 | 432710 |
住基ネット統一文字 | J+8EEB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9965 |
新大字典4 | 講談社 | 16840 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12582 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 38243 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11346 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「軫」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「軫」についての総括
- 軫の画数 :12画
- 軫の部首 : 車
- 軫の読み方:シン・いたむ
- 軫の意味 :いたむ/うれえる/ことじ/琴の弦を支えるもの/よこぎ
以上で「軫」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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