「勘」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

勘とは、考え合わせて調べる／比べ合わせるなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、力部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『勘』の字には少なくとも、勘コン・ 勘カン・ 勘えるかんがえるの3種の読み方が存在する。

意味

1. 考え合わせて調べる。比べ合わせる。類義語：監・鑑「勘案・勘考・勘合・勘弁・勘定・勘文・校勘・勘解由(かげゆ)」
2. 罪を調べる。問いただす。「勘当(かんどう)・勘気・勅勘」
3. 五感以外の直感で判断する能力。第六感。悟り。「山勘・勘所」

勘の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「勘」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

勘平【かんぺい】

[Romaji]Kampei／Kanpei

勘解由使【かげゆし】

[歴]令外官(リョウゲノカン)の一つ。
。

割り勘／割勘【わりかん】

[英語]Dutchtreat

あるグループで、全体の費用を人数で割って、各人が均等に分担すること。頭割(アタマワ)り。
もと兵士が仲間と飲食したときにも行われたので「兵隊勘定」とも呼ぶ。

早野勘平【はやのかんぺい】

[Romaji]HayanoKampei

勘当【かんどう】

目上の人の不興をこうむること。勘気。
親子・師弟・主従の縁を絶(タ)つこと。

文字コード

「勘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「勘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。