「月」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、つき/天体の一つ/地球の衛星などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、月部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「月」
字体
読み 音読み ゲツ
ガツ
《外》ガチ
訓読み つき
部首 月部
画数 総画数 4画
部首内画数 月部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N5

書き方・読み方

書き方

月_書き方
月の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲツガツガチつきの4種の読み方が存在する。

意味

  1. つき。天体のつ。地球の衛星。対義語:「月暈(げつうん)・月影・月下・月桂・月光・月食・月震・月輪・月齢・明月・半月・観月・寒月・残月・新月・水月・満月・名月・月世界・月天子(がってんし)」
  2. としつき。一年を十二分割した期間。陽暦でけの一廻りの期間。「月間・月刊・月給・月経・月謝・月収・月賦・月報・月俸・歳月・年月・日月(じつげつ)・今月・本月・臨月・先月・来月・毎月」
  3. げつ。七曜のつ。月曜日。「月曜・月火水」
月【つき】
  • [天]([英語]moon)地球の衛星。
    「氷輪(ヒョウリン)」、「嫦娥(ジョウガ)」とも呼ぶ。じゅうごや(十五夜)。
  • 1959年(昭和34年)10月4日ソ連、ルーニク(Lunnik)3号を打上げて月の裏側の写真撮影に成功し、10.26発表。
  • サンスクリット語では”chandra(チャンドラ)”。
  • [暦]([英語]month)一年を十二に分割した中の一期間。
    太陰太陽暦では一月(ヒトツキ)29日12時44分で、一年十三ヶ月(閏年)のこともある。
  • 一月(ヒトツキ)の日数:参照だいのつき(大の月)、しょうのつき(小の月)
  • 月【つき】
    [Romaji]Tuki

  • 静岡県浜松市(ハママツシ)天竜区(テンリュウク)の地名。
  • 旧住所は天竜市(テンリュウシ)月。
  • 月の用法:平水韻

    平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

    平水韻の種類
    平声 上平声
    下平声
    上声

    ()
    去声
    入声

    月の用法:七曜

    七曜【しちよう】とは、太陽・月・五星から成る系を七曜星、それをの週日に配したものが七曜日。明治初期に太陽暦と共に「曜日」として日本に普及した。

    七曜の種類
    七曜星 七曜日 略字
    太陽 日曜
    月曜
    五星 火星 火曜
    水星 水曜
    木星 木曜
    金星 金曜
    土星 土曜

    熟語

    四字熟語

    「月」の漢字を語中にもつ四字熟語22種を表にまとめる。

    「月」が入る四字熟語
    愛月撤灯あいげつてっとう 一竿風月いっかんふうげつ 雲心月性うんしんげっせい
    屋梁落月おくりょうらくげつ 花朝月夕かちょうげっせき 花鳥風月かちょうふうげつ
    鏡花水月きょうかすいげつ 吟風弄月ぎんぷうろうげつ 月下推敲げっかすいこう
    月下老人げっかろうじん 月白風清げっぱくふうせい 皓月千里こうげつせんり
    光風霽月こうふうせいげつ 歳月不待さいげつふたい 日月逾邁じつげつゆまい
    羞花閉月しゅうかへいげつ 嘯風弄月しょうふうろうげつ 清風明月せいふうめいげつ
    雪月風花せつげつふうか 風雲月露ふううんげつろ 閉月羞花へいげつしゅうか
    落月屋梁らくげつおくりょう

    月【つき】

    [天]([英語]moon)地球の衛星。
    「氷輪(ヒョウリン)」、「嫦娥(ジョウガ)」とも呼ぶ。じゅうごや(十五夜)。

    月【つき】

    [Romaji]Tuki

    静岡県浜松市(ハママツシ)天竜区(テンリュウク)の地名。
    旧住所は天竜市(テンリュウシ)月。

    芽月【めげつ】

    [フランス語]Germinal

    [暦]じぇるみなる(ジェルミナル)

    芽月【めがつ】

    [フランス語]Germinal

    [暦]じぇるみなる(ジェルミナル)

    歩月【ほげつ】

    月の光のあたるところ(月下)を歩くこと。月の出ている夜、風雅を楽しむために歩くこと。

    文字コード

    「月」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「月」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+6708
    JISX0213 1-23-78
    戸籍統一文字番号 2 161070
    住基ネット統一文字 J+6708

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「月」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 3989
    新大字典4 講談社 6661
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4754
    大漢和辞典6 7 大修館書店
    大漢語林8 大修館書店 4636

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「月」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「月」についての総括
    1. 月の画数 :4画
    2. 月の部首 : 月
    3. 月の読み方:ゲツ・ガツ・ガチ・つき
    4. 月の意味 :つき/天体の一つ/地球の衛星
    以上で「月」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

    おねがい
    誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。