斗とは、ます/とます/柄杓(ひしゃく)などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、斗部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 斗 | |
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読み | 音読み | ト 《外》シュ 《外》ツ 《外》トウ |
訓読み | 《外》ひしゃく 《外》ます |
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部首 | 斗部 | |
画数 | 総画数 | 4画 |
部首内画数 | 斗部0画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『斗』の字には少なくとも、斗・ 斗・ 斗・ 斗・ 斗・ 斗の6種の読み方が存在する。
意味
斗の用法:二十八宿
二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。
四象 | 七宿 | ||||||
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第一宿 | 第二宿 | 第三宿 | 第四宿 | 第五宿 | 第六宿 | 第七宿 | |
東方青龍 | 角 | 亢 | 氐 | 房 | 心 | 尾 | 箕 |
北方玄武 | 斗 | 牛 | 女 | 虚 | 危 | 室 | 壁 |
西方白虎 | 奎 | 婁 | 胃 | 昴 | 畢 | 觜 | 参 |
南方朱雀 | 井 | 鬼 | 柳 | 星 | 張 | 翼 | 軫 |
斗の用法:尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)
尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。
単位 | 単位変換 | SI変換 |
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石 | 10斗 | 約180.39リットル |
斗 | 10升 | 約18.039リットル |
升 | 10合 | 約1.8039リットル |
合 | 10勺 | 約180.39ミリリットル |
勺 | 10才 | 約18.039ミリリットル |
才/抄 | 10弗 | 約1.8039ミリリットル |
弗 | 1弗 | 約0.1803ミリリットル |
石(積荷) | 10才 | 約278.26リットル |
才(積荷) | 1才 | 約27.826リットル |
熟語
四字熟語
「斗」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。
子建八斗 | 泰山北斗 | 斗折蛇行 |
北斗七星 |
漏斗【ろうと】
じょうご(漏斗)
。
一斗【いっと】
一升の十倍。18.039リットル。
一斗枡(マス)、一斗缶(カン)
。
斗束【とづか】
[Romaji]tozuka/to-zuka
[建]束柱の頭部に斗(マス)をのせたもの。高欄(コウラン)の架木(ホコギ)と地覆(ジフク)の間に用いる。
「ますづか(枡束、升束、斗束)」とも呼ぶ。
熨斗/熨【のし】
火熨斗(ヒノシ)の略。
熨斗鮑(ノシアワビ)の略。
贈り物に添える飾り。
墨斗【すみつも】
[古]すみつぼ(墨壺)
。
文字コード
「斗」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6597 |
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JISX0213 | 1-37-45 |
戸籍統一文字番号 2 | 151260 |
住基ネット統一文字 | J+6597 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3736 |
新大字典4 | 講談社 | 6242 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4452 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 13489 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4344 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「斗」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「斗」についての総括
- 斗の画数 :4画
- 斗の部首 : 斗
- 斗の読み方:トウ・ト・ツ・シュ・ます・ひしゃく
- 斗の意味 :ます/とます/柄杓(ひしゃく)
以上で「斗」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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