「外」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

外とは、そと／ものの表側／表面／うわべ／他などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、夕部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『外』の字には少なくとも、外ゲ・ 外ガツ・ 外ガチ・ 外ガイ・ 外ウイ・ 外ほか・ 外れるはずれる・ 外すはずす・ 外と・ 外そとの10種の読み方が存在する。

意味

1. そと。ものの表側。表面。うわべ。他。対義語：内「内外・外形・外面・外殻・外観・外郭・外陣・外科(げか)・外題(げだい)」
2. ある範囲のそと。よそ。「外出・外交・外海・外界・外力・心外・望外・度外・国外・校外・郊外・海外・天外・教外(きょうげ)・野外・号外・論外・口外・意想外・外国・外人・外出」
3. のぞく。はずす。取り除く。遠ざける。のけものにする。「除外・疎外・排外」
4. 正統・本筋を外れるもの。「外史・外伝・外典(げてん)・外道」
5. 母方の身内。「外戚(がいせき)(げしゃく)・外祖父」

外の用法：五心(三角形)

五心(三角形)【ごしん】とは、初等幾何学における三角形の心のうち、多用される最も代表的な五つの心。

熟語

四字熟語

「外」の漢字を語中にもつ四字熟語14種を表にまとめる。

外記【げき】

[古]太政官(ダジョウカン)の職名。小納言に属する朝廷の書記。詔勅(ショウチョク)・上奏文の起草や文典の記録、その他の公事(クジ)(公務)の執行を担当。

外宮【げくう】

豊受(トヨウケ)大神宮の別称。
⇔ないくう(内宮)とようけだいじんぐう(豊受大神宮)
伊勢神宮では「宮」を清音に読む慣習がある。
。

外戚【げさく】

がいせき(外戚)
。

式外【しきげ】

延喜式の神名帳に記載されていないこと。
⇔しきない(式内)
の神社。
元官幣大社の石清水八幡宮(イワシミズハチマングウ)など。

外る【はづる】

[古]外(ハズ)れる。
。

文字コード

「外」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「外」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。