「子」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、こ/こども/親から生まれたものなどの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、子部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「子」
字体
読み 音読み

《外》
訓読み
《外》おとこ
《外》
《外》
部首 子部
画数 総画数 3画
部首内画数 子部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N5

書き方・読み方

書き方

子_書き方
子の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、おとこの7種の読み方が存在する。

意味

  1. こ。こども。からまれたもの。「子女・子弟・子息・子孫・親子・父子・母子・世子(せいし)・嫡子(ちゃくし)・養子・長子・末子(ばっし)(まっし)・太子・王子(おうじ)・孝子・妻子・利子」
  2. たね。。「子房・種子」
  3. 。ある人物。「才子・遊子」
  4. おとこ。男性。「男子」
  5. 成人した男子の敬称。「君子・孔子・夫子(ふうし)」
  6. 女性のいる。「花子・洋子・愛子・博子・寛子・菜々子・恭子・京子・百合子・凛子・真由子・綾子・千紗子・明子・彰子・桜子・莉子」
  7. さい。さいもの。かいもの。「子細・原子」
  8. 元金の利息。「元ももない」
  9. える。「椅子・扇子・金子・銀子・菓子・冊子・帽子」
  10. 爵位のつ。五爵の第四位。「子爵」
  11. ね。動物の。十二支の第一位。方角は、時刻は真夜中零時、時間は午後11時から午前1時までのす。
  12. 子月(しげつ)の略称。 陰暦11月の異名。
子【ね】
  • 十二支(ジュウニシ)の第1。みずみ。
  • [暦]十二支の1番目にあたる年や日。子年(ネドシ)または子の日。ねのひ(子の日)。
  • 方位を十二支に配した、北の方角。
  • 子の刻。
    ねのこく(子の刻)
  • 子の用法:十二支

    十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の、十二の、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。

    十二支の種類
    十二支 音読み 訓読み 生き物
    チュウ うし
    イン とら
    ボウ
    シン たつ ()
    うま
    ひつじ
    シン さる
    ユウ とり
    ジュツ いぬ
    ガイ

    子の用法:五爵

    五爵【ごしゃく】とは、古代中国発祥の五段階の爵位制度。貴族や功労者に与えられる栄誉ある称号。五等爵。

    五爵の一覧
    爵位名 公爵 侯爵 伯爵 子爵 男爵
    略字

    熟語

    四字熟語

    「子」の漢字を語中にもつ四字熟語22種を表にまとめる。

    「子」が入る四字熟語
    晏子之御あんしのぎょ 一子相伝いっしそうでん 金襴緞子きんらんどんす
    君子三戒くんしさんかい 君子万年くんしばんねん 君子不器くんしふき
    虎穴虎子こけつこし 才子佳人さいしかじん 妻子眷属さいしけんぞく
    才子多病さいしたびょう 子建八斗しけんはっと 獅子搏兎ししはくと
    獅子奮迅ししふんじん 慈母敗子じぼはいし 諸子百家しょしひゃっか
    聖人君子せいじんくんし 父子相伝ふしそうでん 変成男子へんじょうなんし
    墨子兼愛ぼくしけんあい 大和撫子やまとなでしこ 乱臣賊子らんしんぞくし
    麟子鳳雛りんしほうすう

    子【ね】

    十二支(ジュウニシ)の第1。みずみ。
    [暦]十二支の1番目にあたる年や日。

    名子【なご】

    [歴]中世~近世(鎌倉時代から明治維新)の封建時代、半奴隷的に使役された隷属農民(百姓)。また、その身分。
    名子親(ナゴオヤ)・名主(ミョウシュ)と呼ばれる主家に隷属し、住居・耕地などを借り、農業生産のほか雑用などにも使役させられた。

    父子【ふし】

    父(チチ)と子(コ)。
    『管子』(大匡篇)知子莫若父:子を知るは父に若(シ)くは莫(ナ)し。

    椅子【いす】

    一人掛けの椅子:チェア([英語]chair)。
    長椅子:ソファー([英語]sofa)・ベンチ([英語]bench)。
    背もたれのない腰掛け:スツール([英語]stool)。

    白子【たち】

    [食](北海道で)スケトウダラ(介党鱈)の精巣・しらこ(白子)。
    「たつ(白子)」とも呼ぶ。

    文字コード

    「子」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「子」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5B50
    JISX0213 1-27-50
    戸籍統一文字番号 2 078840
    住基ネット統一文字 J+5B50

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「子」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 2005
    新大字典4 講談社 3390
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2485
    大漢和辞典6 7 大修館書店 6930
    大漢語林8 大修館書店 2443

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「子」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「子」についての総括
    1. 子の画数 :3画
    2. 子の部首 : 子
    3. 子の読み方:ス・ジ・シ・み・ね・こ・おとこ
    4. 子の意味 :こ/こども/親から生まれたもの
    以上で「子」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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