「間」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「閒」については「閒(漢字)」をご覧ください。

とは、あいだ/物と物とに挟まれた隙間/隔たりなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、門部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「間」
字体
読み 音読み カン
ケン
《外》カツ
《外》ゲツ
訓読み あいだ

《外》あい
《外》うかが()
《外》しず()
《外》はざま
《外》ひそ(かに)
部首 門部
画数 総画数 12画
部首内画数 門部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N5
異体字「閒」
字体
画数 12画
Unicode U+9592
JISX0213 1-20-54

書き方・読み方

書き方

間_書き方
間の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲツケンカンカツ間かにひそかにはざま間かしずか間ううかがうあいだあいの11種の読み方が存在する。

意味

  1. あいだ。とにまれた隙間。たり。
    • カン。「間隔・間隙(かんげき)・間歇(かんけつ)・間色・間食・間接・間然・間断・巷間(こうかん)・山間・時間・瞬間・星間・中間・民間・坊間・離間」
    • ケン。「人間・世間・眉間(みけん)」
    • ま。「間際・間近・合間・谷間・波間・昼間」
  2. かに様子をる。う。こっそりとう。
    • カン。「間行・間者・間諜(かんちょう)」
  3. ゆとりある様子。のどかでか。類義語:
    • カン。「間暇・間居・間日・間話」
  4. 部屋。間口の柱間をえる
    • ま。「一間・居間・五間四面」
  5. 《尺貫法》さの単位のつ。1.818m。
    • ケン。「間数・間竿(けんざお)・一町五間」

間の用法:尺貫法(長さ・距離)

尺貫法(長さ・距離)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

尺貫法(長さ・距離)の一覧
単位 単位変換 SI変換
36町 約3927.27メートル
60間 約109.09メートル
6間 約10.908メートル
10尺 約3.030メートル
6尺 約1.818メートル
10寸 約0.303メートル
10分 約30.3ミリメートル
10厘 約3.03ミリメートル
10毛 約303マイクロメートル
1毛 約30.3マイクロメートル

熟語

四字熟語

「間」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「間」が入る四字熟語
人間青山じんかんせいざん 反間苦肉はんかんくにく 無間地獄むけんじごく

座間【ざま】

[Romaji]Zama

ざまし(座間市)
[交]ざまえき(座間駅)

狭間【さま】

城壁に設けた、弓・鉄砲などで場外の敵兵を射つための穴。
「はざま(狭間、迫間)」とも、弓のものを「矢狭間(ヤザマ)」、鉄砲のものを「鉄砲狭間(テッポウザマ)」とも呼ぶ。
英語:ループホール(loophole)/クレネル(crenel、crenelle)。

土間【どま】

[Romaji]doma

[建]家の中で床板(ユカイタ)を張らず、地面のまま、または三和土(タタキ)にしてある所。たたき(三和土)、どえん(土縁)。

眉間【みけん】

眉(マユ)と眉の間。額(ヒタイ)の中央。

詫間【たくま】

[Romaji]Takuma

[歴]上杉四家の一つ。うえすぎ(上杉)。
たくまちょう(詫間町)
[交]たくまえき(詫間駅)

文字コード

「間」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「間」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9593
JISX0213 1-20-54
戸籍統一文字番号 2 468160
住基ネット統一文字 J+9593

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「間」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10775
新大字典4 講談社 18186
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13608
大漢和辞典6 7 大修館書店 41249
大漢語林8 大修館書店 12355

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「間」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「間」についての総括
  1. 間の画数 :12画
  2. 間の部首 : 門
  3. 間の読み方:ゲツ・ケン・カン・カツ・ま・ひそかに・はざま・しずか・うかがう・あいだ・あい
  4. 間の意味 :あいだ/物と物とに挟まれた隙間/隔たり
以上で「間」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。