「厘」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、長さ、重さ、割合などを表す単位などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、厂部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「厘」
字体
読み 音読み リン
《外》テン
《外》デン
《外》
訓読み
部首 厂部
画数 総画数 9画
部首内画数 厂部7画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

厘_書き方
厘の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、リンデンテンの4種の読み方が存在する。

意味

長さ、重さ、割合などを表す単位

厘【りん】
  • [歴]貨幣の単位。
    円(エン)の千分の一、銭(セン)の十分の一。
  • 七厘:参照しちりん(七輪、七厘)
  • 尺貫法の長さの単位。
    尺(シャク)の千分の一、分(ブ)の十分の一。
  • 尺貫法の重さ(目方)の単位。
    貫(カン)の十万分の一、匁(モンメ)の百分の一。
  • 数の単位。
    百分の一。
  • 比率・歩合(ブアイ)の単位。
    千分の一、一割の百分の一。
    「パーミル(permill)」とも呼ぶ。
  • 厘の用法:尺貫法(重量・質量)

    尺貫法(重量・質量)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた重量や質量の単位系。計量法により1958年に廃止された。

    尺貫法(重量・質量)の一覧
    単位 単位変換 SI変換
    6.25斤 3.75キログラム
    16両 600グラム
    10匁 37.5グラム
    10分 3.75グラム
    10厘 375ミリグラム
    10毛 37.5ミリグラム
    1毛 3.75ミリグラム

    厘の用法:尺貫法(長さ・距離)

    尺貫法(長さ・距離)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

    尺貫法(長さ・距離)の一覧
    単位 単位変換 SI変換
    36町 約3927.27メートル
    60間 約109.09メートル
    6間 約10.908メートル
    10尺 約3.030メートル
    6尺 約1.818メートル
    10寸 約0.303メートル
    10分 約30.3ミリメートル
    10厘 約3.03ミリメートル
    10毛 約303マイクロメートル
    1毛 約30.3マイクロメートル

    熟語

    厘【りん】

    [歴]貨幣の単位。
    円(エン)の千分の一、銭(セン)の十分の一。
    七厘:参照しちりん(七輪、七厘)
    尺貫法の長さの単位。

    公厘【こうりん】

    [中国語]gongli

    (中国語で)ミリメートル。
    10公厘=10毫米(haomi)=1公分(gongfen)=1厘米(limi)。
    1,000公厘=1,000毫米=1公尺(gongchi)=1米(mi)。

    七輪/七厘【しちりん】

    珪藻土(ケイソウド)製のコンロ(焜炉)。
    炭(スミ)・練炭(レンタン)などを燃料に煮炊きに使用する。
    「物を煮るのに炭の価(アタイ)が七厘で足りる」の意味という。

    一銭五厘【いっせんごりん】

    [歴][通]昔の郵便葉書の値段。1899年(明治32年)5月25日一銭五厘となる。1937年(昭和12年)4月1日二銭となる。

    文字コード

    「厘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「厘」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5398
    JISX0213 1-46-50
    戸籍統一文字番号 2 034080
    住基ネット統一文字 J+5398

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「厘」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 982
    新大字典4 講談社 1597
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1189
    大漢和辞典6 7 大修館書店 2946
    大漢語林8 大修館書店 1170

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

    まとめ

    「厘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「厘」についての総括
    1. 厘の画数 :9画
    2. 厘の部首 : 厂
    3. 厘の読み方:リン・リ・デン・テン
    4. 厘の意味 :長さ、重さ、割合などを表す単位
    以上で「厘」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

    おねがい
    誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。