「閑」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、のどか/静かなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、門部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「閑」
字体
読み 音読み カン
《外》ゲン
訓読み 《外》しず()
《外》なら()
《外》ひま
部首 門部
画数 総画数 12画
部首内画数 門部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

閑_書き方
閑の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲンカンひま閑うならう閑かしずかの5種の読み方が存在する。

意味

  1. のどか。か。類義語:「閑寂・閑雅・閑静・閑地・閑境・深閑・森閑・清閑」
  2. いとま。。することがない時間。のんき。対義語:「閑暇・閑職・閑人・小閑・繁閑」
  3. なおざり。注意をわない。か。いい加減。「閑却・等閑」
  4. ならう。う。習熟する。れる。

熟語

四字熟語

「閑」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

「閑」が入る四字熟語
安閑恬静あんかんてんせい 閑雲野鶴かんうんやかく 小人閑居しょうじんかんきょ
静寂閑雅せいじゃくかんが 体貌閑雅たいぼうかんが 悠悠閑閑ゆうゆうかんかん
悠悠閑適ゆうゆうかんてき

閑古鳥【かんこどり】

[鳥]カッコウの別称。
かっこう(郭公)
閑古鳥が鳴く

深閑/森閑【しんかん】

[英語]quiet

物音が聞えず、ひっそりと静まりかえっているようす。

等閑【なおざり】

真剣でないこと。おろそかにすること。あまり注意を払わず、いい加減にするさま。

閑谷黌【しずたにこう】

[歴]しずたにがっこう(閑谷学校)

閑谷学校【しずたにがっこう】

[歴]江戸時代、岡山藩の郷学(ゴウガク)。1668年(寛文8年)岡山藩主池田光政が藩内の農村子弟の初等教育のために村々に設置した手習所のうち和気郡(ワケグン)閑谷村(現:岡山県備前市)のもの。1675(延宝3)125ヶ所の施設を統合し閑谷黌(コウ)となり、岡山藩校と並んで発展。

文字コード

「閑」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「閑」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9591
JISX0213 1-20-55
戸籍統一文字番号 2 468140
住基ネット統一文字 J+9591

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「閑」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10777
新大字典4 講談社 18185
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13607
大漢和辞典6 7 大修館書店 41247
大漢語林8 大修館書店 12354

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「閑」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「閑」についての総括
  1. 閑の画数 :12画
  2. 閑の部首 : 門
  3. 閑の読み方:ゲン・カン・ひま・ならう・しずか
  4. 閑の意味 :のどか/静か
以上で「閑」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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