「疎」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

疎とは、うとむ／うとい／人を遠ざけるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、疋部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『疎』の字には少なくとも、疎ソ・ 疎ショ・ 疎らまばら・ 疎るとおる・ 疎すとおす・ 疎かおろそか・ 疎かおろか・ 疎おろ・ 疎うろ・ 疎むうとむ・ 疎いうといの11種の読み方が存在する。

意味

1. うとむ。うとい。人を遠ざける。類義語：疏　対義語：親「疎遠・疎外・疎隔・親疎」
2. おろそか。大ざっぱ。類義語：粗・疏「疎放・疎略・疎漏」
3. まばら。粗い。間隔が広い。間が空く。対義語：精・密「疎開・疎密・過疎・空疎」
4. とおる。通じる。類義語：疏「疎水・疎通」

熟語

四字熟語

「疎」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

疎開【そかい】

1943年(昭和18年)12月10日文部省は学童の縁故(エンコ)疎開を促進。1944年(昭和19年)1月26日内務省は東京と名古屋に疎開命令を出し、３月に疎開列車の第一陣が出発。同年8.4学童疎開の第一陣が上野を出発。

疎外【そがい】

[哲] 英語：エストランジメント(estrangement)／エイリアネイション(alienation)。
ドイツ語：エントフレンドゥン(Entfremdung)。
フランス語：アリエナシオン(alienation)。

粗鬆／疎鬆／疏鬆【そそう】

[Romaji]sosou

おおざっぱであらいこと・こまやかでないこと。また、そのさま。
「そしょう(粗鬆、疎鬆、疏鬆)」とも呼ぶ。

粗鬆／疎鬆／疏鬆【そしょう】

[Romaji]sosho

そそう(粗鬆、疎鬆、疏鬆)
。

疎外／疏外【そがい】

疎(ウト)んじること・よそよそしくすること・のけものにすること。
疎外感
。

文字コード

「疎」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「疎」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。