「親」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、おや/父と母などの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、見部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「親」
字体
読み 音読み シン
訓読み おや
した(しい)
した(しむ)
《外》みずか()
部首 見部
画数 総画数 16画
部首内画数 見部9画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

親_書き方
親の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、シン親らみずから親しむしたしむ親しいしたしいおやの5種の読み方が存在する。

意味

  1. おや。。対義語:「親権・両親・養親・親子(おやこ)・親父(おやじ)」
  2. つづき。つづき。「親族・近親」
  3. したしむ。したしい。まじい。「親愛・親交・親疎・親睦(しんぼく)・親密・親友・懇親・和親」
  4. しい。づける。「親近・親炙(しんしゃ)」
  5. みずから。うこと。「親書・親展」
  6. 天皇・天子がうこと。「親裁・親署・親政・親征・親任」
親【おや】
[英語]parent(ペアレント)、[ドイツ語]Eltern(エルターン)

  • 『万葉集(マンヨウシュウ)』山上憶良(ヤマノウエノオクラ):しろかね(銀)も/くがね(黄金)も玉も/何(ナニ)せむに/まされる宝(タカラ)/子にしかめやも。
    『荘子』忘親易、使親忘我難:親を忘るるは易(ヤス)く、親をして我(ワレ)を忘れ使(シ)むるは難(カタ)し(親を忘れることは容易だとしても、親に自分を忘れさせることは難しい)。
  • 熟語

    四字熟語

    「親」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

    「親」が入る四字熟語
    怨親平等おんしんびょうどう 瓜葛之親かかつのし 尊尚親愛そんしょうしんあい
    内疎外親ないそがいしん

    親【おや】

    [英語]parent(ペアレント)、[ドイツ語]Eltern(エルターン)

    『万葉集(マンヨウシュウ)』山上憶良(ヤマノウエノオクラ):しろかね(銀)も/くがね(黄金)も玉も/何(ナニ)せむに/まされる宝(タカラ)/子にしかめやも。
    『荘子』忘親易、使親忘我難:親を忘るるは易(ヤス)く、親をして我(ワレ)を忘れ使(シ)むるは難(カタ)し(親を忘れることは容易だとしても、親に自分を忘れさせることは難しい)。

    親子【おやこ】

    親とその子。
    親子関係に似たもの。親子関係にみたてたもの。

    名親【なおや】

    [英語]sponsor

    名付け親。

    懿親【いしん】

    立派な親戚(シンセキ)。
    近親を尊敬または称賛して呼ぶ言葉。
    肉親・親族間のうるわしい情愛。

    等親【とうしん】

    [古]家族関係の階級的序列を表す語。
    妻から見て夫は一等親、夫から見て妻は二等親。うんそん(雲孫)。

    文字コード

    「親」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「親」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+89AA
    JISX0213 1-31-38
    戸籍統一文字番号 2 396770
    住基ネット統一文字 J+89AA

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「親」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 9195
    新大字典4 講談社 15517
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11779
    大漢和辞典6 7 大修館書店 34918
    大漢語林8 大修館書店 10539

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「親」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「親」についての総括
    1. 親の画数 :16画
    2. 親の部首 : 見
    3. 親の読み方:シン・みずから・したしむ・したしい・おや
    4. 親の意味 :おや/父と母
    以上で「親」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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