「精」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

精とは、くわしい／細やか／具(つぶさ)などの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、米部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『精』の字には少なくとも、精セイ・ 精ショウ・ 精もののけ・ 精げるしらげる・ 精しいくわしいの5種の読み方が存在する。

意味

1. くわしい。細やか。具(つぶさ)。対義語：粗「精通・精密」「精巧・精細・精算・精製・精選・精疎・精錬・精緻(せいち)・精通・精読・精密」
2. 清い。混じりけのない。優れたもの。純粋な。「精鋭・精華・精神・精粋・精髄・精兵・精良・酒精」
3. 心。気力。やる気。「精進・精神・無精(ぶしょう)・不精(ぶしょう)」
4. しらげる。米を白くする。「精白・精米」
5. もののけ。自然や物に宿る霊や魂。「精霊・木精・妖精(ようせい)」
6. 生殖細胞。「精子・受精」

熟語

四字熟語

「精」の漢字を語中にもつ四字熟語10種を表にまとめる。

地精【ちせい】

[植]チョウセンニンジン(朝鮮人参)の別称。
ちょうせんにんじん(チョウセンニンジン、朝鮮ニンジン、朝鮮人参)
。

糊精【こせい】

[工]できすとりん(デキストリン)
。

酒精【しゅせい】

[化]エチルアルコール(ethylalcohol)の別称。
えちるあるこーる(エチルアルコール)
かつて酒類の分留によって得られたから。
「酒精」は「アルコール」とも読む。

精神【せいしん】

(物質・肉体に対する)心・魂(タマシイ)。
アニマ([羅]anima)：あにま(アニマ)
。

精舎【しょうじゃ】

[仏] マガダ国王舎城(オウシャジョウ)の竹林(チクリン)精舎。
舎衛(シャエ)国の祇園(ギオン)精舎。
毘舎離(ビシャリ)国の大林(ダイリン)精舎。

文字コード

「精」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「精」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。