「宿」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

宿とは、やど／寝泊りする場所／馬継ぎ場などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『宿』の字には少なくとも、宿スク・ 宿シュク・ 宿シュウ・ 宿るやどる・ 宿すやどす・ 宿やどの6種の読み方が存在する。

意味

1. やど。寝泊りする場所。馬継ぎ場。「宿駅・宿場・宿坊・下宿・旅宿」
2. やどる。泊まる。「宿営・宿舎・宿直・宿泊・合宿・寄宿・止宿・投宿・露宿(ろじゅく)・一宿一飯」
3. もとより。かねてから。前から。留める。「宿怨(しゅくえん)・宿願・宿敵・宿志・宿酔・宿題・宿望」
4. 年の功を積んだ。老練な。経験豊かな。「耆宿(きしゅく)・宿学・宿将・宿徳・宿老」
5. 前世。前世からの。「宿縁・宿業・宿世(しゅくせ)・宿命」
6. 星座。星のやどり。「星宿・二十八宿」

宿の用法：二十八宿

二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。

熟語

四字熟語

「宿」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

宿世【すくせ】

[仏]前世。
[仏]前世からの因縁。宿縁。

宿屋【やどや】

旅行者を宿泊させることを営業している家。
広義には旅館・ホテルも含む。
「旅籠屋(ハタゴヤ)」、「旅亭(リョテイ)」、「逆旅(ゲキリョ)」、「イン([英語]inn)」とも呼ぶ。

宿禰【すくね】

[歴]古代、天皇が臣下・近臣を親しんで呼んだ称。
武内宿禰(タケノウチノスクネ)の類。
[歴]八色(ヤクサ)の姓(カバネ)の第三。

宿世【しゅくせ】

すくせ(宿世)
。

三宿【みしゅく】

[Romaji]Mishuku

東京都世田谷区北東部の地名。
。

文字コード

「宿」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「宿」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。