前とは、空間的にまえ/向かう方向/正面の方などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、刀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 前 | |
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読み | 音読み | ゼン 《外》セン |
訓読み | まえ 《外》さき |
|
部首 | 刀部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 刀部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N5 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『前』の字には少なくとも、前・ 前・ 前・ 前の4種の読み方が存在する。
意味
- 空間的にまえ。向かう方向。正面の方。対義語:後「前後・前進・前途・前方・前面・前輪・眼前・最前・敵前・風前・仏前・面前・目前・門前」
- 時間的にまえ。類義語:先 対義語:後・翌・来
- まえ。割り当て。分量。「一人前・半人前」
熟語
四字熟語
「前」の漢字を語中にもつ四字熟語9種を表にまとめる。
冠前絶後 | 空前絶後 | 食前方丈 |
前虎後狼 | 前人未踏 | 前程万里 |
前途有望 | 前途洋洋 | 風前之灯 |
御前【ごぜ】
昔、身分の高い婦人を尊敬して呼んだ言葉。
昔、女性に敬意を、または親しみを表す会話的な言葉。
ごぜん(御前)
母御前(ハハゴゼ)、盲御前(メクラゴゼ)
「ごぜん(御前)」の「ん」が省略された呼び方「ごぜん」、「おまえ」とも読む。
前栽【せざい】
せんざい(前栽)
。
備前【びぜん】
[Romaji]Bizen
[歴]旧国名。山陽道八ヶ国の一国。現在の岡山県の東南部。豊前【ぶぜん】
[Romaji]Buzen
[歴]旧国名。西海道(サイカイドウ)の一国。大部分は現在の福岡県と、大分県の一部。羽前【うぜん】
[Romaji]Uzen
[歴]旧国名。東山道の出羽(デワ)の南半分。現在の山形県の大部分。文字コード
「前」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+524D |
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JISX0213 | 1-33-16 |
戸籍統一文字番号 2 | 023760 |
住基ネット統一文字 | J+524D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 716 |
新大字典4 | 講談社 | 1206 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 892 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 886 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「前」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「前」についての総括
- 前の画数 :9画
- 前の部首 : 刀
- 前の読み方:ゼン・セン・まえ・さき
- 前の意味 :空間的にまえ/向かう方向/正面の方
以上で「前」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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