「向」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

向とは、むく／むかう／ある方へ進む／赴く／相対するなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『向』の字には少なくとも、向ショウ・ 向コウ・ 向キョウ・ 向こうむこう・ 向けるむける・ 向くむく・ 向かうむかう・ 向にさきにの8種の読み方が存在する。

意味

1. むく。むかう。ある方へ進む。赴く。相対する。「向寒・向学・向暑・向上・一向・下向(げこう)・傾向・参向・指向・出向・性向・転向・動向・風向・偏向・方向」
2. むき。心や魂がある状態にむかって傾く。「向学・意向・回向(えこう)・志向・趣向・内向」
3. つき従う。「向背」
4. さきに。過ぎ去りった時。以前。類義語：嚮「向来・向後」
5. 日向国(ひゅうがのくに)の略称。「向州」

向の用法：西海道(行政区画)

西海道(行政区画)【せいかいどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県にまたがる地域をさす。

熟語

四字熟語

「向」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

真向き【まむき】

正しく向かうこと。
正面・真正面。
まえむき(前向き)
。

日向山【ひなたやま】

[Romaji]HinataYama

日向紋【ひなたもん】

[Romaji]hinatamon

表紋(オモテモン)の別称。
おもてもん(表紋)
。

向原寺【むくはらでら】

[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)豊浦(トユラ)にあった日本最初の寺。
552[欽明13]百済(クダラ)の聖明王から献じられた仏像・経論を蘇我稲目(ソガノイナメ)が与えられ、小墾田(オハリダ)の家に安置。
のち、向原(現:豊浦)の家に移して寺とした。

後ろ向き【うしろむき】

後ろを向くこと。背を向けていること。
⇔まえむき(前向き)
物事に対する考え方や対処の仕方が消極的であること。

文字コード

「向」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「向」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。