筑とは、ちく/琴や箏に似た弦楽器などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、竹部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 筑 | |
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読み | 音読み | チク ツク |
訓読み | ||
部首 | 竹部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 竹部6画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『筑』の字には少なくとも、筑・ 筑の2種の読み方が存在する。
意味
筑の用法:西海道(行政区画)
西海道(行政区画)【せいかいどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県にまたがる地域をさす。
西海道 | ||
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律令国名 | 州名 | 略字 |
筑前国 | 筑州 | 筑 |
筑後国 | 筑州 | 筑 |
豊前国 | 豊州 | 豊 |
豊後国 | ||
肥前国 | 肥州 | 肥 |
肥後国 | 肥州 | 肥 |
日向国 | 向州日州 | 向日 |
大隅国 | 隅州 | 隅 |
薩摩国 | 薩州 | 薩 |
壱岐国 | 壱州 | 壱 |
対馬国 | 対州 | 対 |
熟語
筑紫【つくし】
[Romaji]Tsukushi
[歴]九州北部の筑前(チクゼン)・筑後(チクゴ)両国の古称。「筑州(チクシュウ)」とも呼ぶ。
「ちくし(筑紫)」とも読む。
筑後【ちくご】
[Romaji]Chikugo
[歴]旧国名。西海道(サイカイドウ)の一つ。現在の福岡県の南部。筑波【つくば】
[Romaji]Tsukuba
[歴]旧国名。茨城県筑波郡の辺(アタ)り。大化の改新のとき国郡制定により常陸(ヒタチ)の国に編入。
筑摩【ちくま】
[Romaji]Chikuma
[歴]長野県西部にあった旧県名。[歴][軍]旧日本海軍の重巡洋艦。
排水量1万3千トン。
筑豊【ちくほう】
[Romaji]Chiku-Ho
旧国名の筑前(チクゼン)と豊前(ブゼン)の併称。
ともに現在は福岡県で、筑前は県の北部・西部、豊前は県の東部。
。
文字コード
「筑」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7B51 |
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JISX0213 | 1-35-62 |
戸籍統一文字番号 2 | 291110 |
住基ネット統一文字 | J+7B51 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | 11650 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8503 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「筑」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「筑」についての総括
- 筑の画数 :12画
- 筑の部首 : 竹
- 筑の読み方:ツク・チク
- 筑の意味 :ちく/琴や箏に似た弦楽器
以上で「筑」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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