似とは、にる／にている／形が同じようである／にせるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、人部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
| 字体 | 似 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | 《外》シ 《中》ジ |
| 訓読み | に(る) 《外》ごと(し) |
|
| 部首 | 人部 | |
| 画数 | 総画数 | 7画 |
| 部首内画数 | 人部5画 | |
| 国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検6級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N3 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『似』の字には少なくとも、似・ 似・ 似る・ 似しの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
酷似【こくじ】
[英語]closeresemblance
酷(ヒド)く似ていること。極(キワ)めて似ていること。そっくりなこと。
極似【ごくに】
[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
こくじ(酷似)
「極(ゴク)似ている」は間違いではない。
。
様似【さまに】
[Romaji]Samani
さまにぐん(様似郡)
さまにちょう(様似町)
。
極似【ごくじ】
[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
こくじ(酷似)
。
似紅【にせべに】
ベニバナの染料は高価なため、茜(アカネ)や蘇芳(スオウ)で染めたもの。
。
文字コード
「似」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+4F3C |
|---|---|
| JISX0213 | 1-27-87 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 005860 |
| 住基ネット統一文字 | J+4F3C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 193 |
| 新大字典4 | 講談社 | 381 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 271 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 485 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 245 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年（昭和33年）
学年別漢字配当表（昭和33年）に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年（昭和52年）
学年別漢字配当表（昭和52年）に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年（平成29年）
学年別漢字配当表（平成29年）に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「似」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「似」についての総括
- 似の画数 ：7画
- 似の部首 ： 人
- 似の読み方：ジ・シ・にる・ごとし
- 似の意味 ：にる／にている／形が同じようである／にせる
以上で「似」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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