「琴」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、こと/弦楽器の一つ/桐などで作られるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、玉部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「琴」
字体
読み 音読み キン
《外》ゴン
訓読み こと
部首 玉部
画数 総画数 12画
部首内画数 玉部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

琴_書き方
琴の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゴンキンことの3種の読み方が存在する。

意味

  1. こと。弦楽器のつ。などでられる。「琴箏・琴瑟(きんしつ)・琴線・月琴・和琴(わごん)・弾琴・七弦琴」
  2. 鍵盤のある楽器。「提琴・鉄琴・風琴・木琴・洋琴」

琴の用法:八音

八音【はちおん】とは、中国古来における楽器の種別。素材を基に体系づけられており、全ての楽器は八種の素材から成ると考えられてきた。

八音の種類
八音 素材 楽器
金属 銅鑼(ドラ)・
石琴・編磬
絹糸
竹笛・洞簫
・ひょうたん ・竽(ウ)
土・陶器 土笛・塤(シュン)
動物の・革 ・建鼓
木琴・拍板

熟語

四字熟語

「琴」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「琴」が入る四字熟語
琴瑟調和きんしつちょうわ

琴責【ことぜめ】

[劇]あこやのことぜめ(阿古屋の琴責)

風琴【ふうきん】

[葡]organ、[英語]organ

[楽]おるがん(オルガン、風琴)
手風琴:あこーでぃおん(アコーディオン)

琴線【きんせん】

[楽]琴(コト)に張ってある糸。
(転じて)心の奥底にある感じやすい心情。きんしつあいわす(琴瑟相和す)。

琴電【ことでん】

[俗][交]高松琴平電気鉄道の略称。
たかまつことひらでんてつ(高松琴平電鉄)

口琴【こうきん】

[楽]竹・金属など弾力のある細長い薄片の一端を枠に固定し、口にくわえて指で弾くまたは糸を付けて引いて他端を振動させ、口腔に共鳴させる楽器の総称。
民族楽器としてほぼ世界中に分布する。
アイヌ語:ムックリ。

文字コード

「琴」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「琴」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7434
JISX0213 1-22-55
戸籍統一文字番号 2 236230
住基ネット統一文字 J+7434

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「琴」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5888
新大字典4 講談社 9904
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 7138
大漢和辞典6 7 大修館書店 21079
大漢語林8 大修館書店 6984

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「琴」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「琴」についての総括
  1. 琴の画数 :12画
  2. 琴の部首 : 玉
  3. 琴の読み方:ゴン・キン・こと
  4. 琴の意味 :こと/弦楽器の一つ/桐などで作られる
以上で「琴」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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