「薩」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、薩摩のこと/梵語の音を表すなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、艸部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「薩」
字体
読み 音読み サツ
サチ
訓読み
部首 艸部
画数 総画数 17画
部首内画数 艸部14画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

薩_書き方
薩の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、サツサチの2種の読み方が存在する。

意味

薩摩のこと/梵語の音を表す

薩の用法:西海道(行政区画)

西海道(行政区画)【せいかいどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県にまたがる地域をさす。

西海道の一覧
西海道
律令国名 州名 略字
筑前国 筑州
筑後国 筑州
豊前国 豊州
豊後国
肥前国 肥州
肥後国 肥州
日向国 向州
日州

大隅国 隅州
薩摩国 薩州
壱岐国 壱州
対馬国 対州

熟語

菩薩【ぼさち】

[仏]ぼさつ(菩薩)

布薩【ふさつ】

[梵]upavasatha

[仏]半月または一ヶ月に一度、僧(比丘<ビク>)が集まって互いに罪を悔(ク)い、上達しようと努めること。さんげ(懺悔)。

薩摩【さつま】

[Romaji]Satsuma

[歴]旧国名。西海道(サイカイドウ)の一つ。現在の鹿児島県の西部。

菩薩【ぼさつ】

[梵]bodhisattva(ボーディサットバ)

[仏]「ぼさち(菩薩)」、「医王(イオウ)」、「医王如来」とも呼ぶ。
四大(シダイ)菩薩
「菩提薩(「土」偏+「垂」:補助2384)(ボダイサッタ)」と音写し、「大覚有情」と意訳する。

肥薩【ひさつ】

[Romaji]Hisatsu

肥後国(熊本県)と薩摩国(鹿児島県)の併称。
JR肥薩線、肥薩おれんじ鉄道

文字コード

「薩」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「薩」の文字コード一覧
Unicode 1 U+85A9
JISX0213 1-27-07
戸籍統一文字番号 2 365110
住基ネット統一文字 J+BA70

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「薩」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店
新大字典4 講談社
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10961
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「薩」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「薩」についての総括
  1. 薩の画数 :17画
  2. 薩の部首 : 艸
  3. 薩の読み方:サツ・サチ
  4. 薩の意味 :薩摩のこと/梵語の音を表す
以上で「薩」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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