「疏」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、とおす/水を通すなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、疋部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「疏」
字体
読み 音読み
ショ
訓読み あら()
うと()
うと()
おろそ()
とお()
とお()
まば()
部首 疋部
画数 総画数 12画
部首内画数 疋部7画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

疏_書き方
疏の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショ疏らまばら疏るとおる疏すとおす疏かおろそか疏むうとむ疏いうとい疏いあらいの9種の読み方が存在する。

意味

  1. とおす。す。類義語:「疏水・疏通」
  2. うとむ。うとい。関係がい。類義語: 対義語:「疏遠・疏外」
  3. あらい。おろそか。ざっぱ。類義語:「疏略・疏漏」
  4. しるす。手紙。書簡。文書。箇条書きにした。「疏状・書疏・上疏」
  5. を注釈でいたもの。「注疏・弁疏」
  6. 《律令制》弾正台の第四等官。主典。「弾正大疏・弾正少疏」

疏の用法:四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

四等官制の種類
官職 長官 次官 半官 主典
読み
(当て字)
かみ すけ じょう さかん
神祇官
太政官 大臣 大納言
参議
少納言
外記
大夫
令史
弾正台
衛府
大宰府
大領 少領 主政 主帳

熟語

疏勒【そろく】

[中国語]Shule

[歴]前漢から宋代まで約1000年間、現在のカシュガル地方にあったオアシス国家。
天山南路の要衝にあり、唐代には安西四鎮の一つであった。かしゅがる(カシュガル、喀什喝爾、喀什)、あんせいしちん(安西四鎮)。

疏勒県【そろくけん】

[中国語]ShuleXian、[英語]ShuleCounty

中国西北部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(XinjiangWeiwuerZizhiqu)南西部のカシ地区(喀什地区)北西部の県。

粗鬆/疎鬆/疏鬆【そそう】

[Romaji]sosou

おおざっぱであらいこと・こまやかでないこと。また、そのさま。
「そしょう(粗鬆、疎鬆、疏鬆)」とも呼ぶ。

粗鬆/疎鬆/疏鬆【そしょう】

[Romaji]sosho

そそう(粗鬆、疎鬆、疏鬆)

疎外/疏外【そがい】

疎(ウト)んじること・よそよそしくすること・のけものにすること。
疎外感

文字コード

「疏」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「疏」の文字コード一覧
Unicode 1 U+758F
JISX0213 1-33-33
戸籍統一文字番号 2 246890
住基ネット統一文字 J+758F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「疏」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6120
新大字典4 講談社 10251
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 7422
大漢和辞典6 7 大修館書店 22000
大漢語林8 大修館書店 7239

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「疏」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「疏」についての総括
  1. 疏の画数 :12画
  2. 疏の部首 : 疋
  3. 疏の読み方:ソ・ショ・まばら・とおる・とおす・おろそか・うとむ・うとい・あらい
  4. 疏の意味 :とおす/水を通す
以上で「疏」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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