「允」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、まこと/まことになどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、儿部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「允」
字体
読み 音読み イン
エン
訓読み じょう
まこと
まこと()
ゆる()
部首 儿部
画数 総画数 4画
部首内画数 儿部2画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

允_書き方
允の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、エンイン允すゆるす允にまことにまことじょうの6種の読み方が存在する。

意味

  1. まこと。まことに。「允文允武」
  2. ゆるす。みとめる。承知する。めてす。「允可・允許・承允」
  3. 公平である。また、つりう。「允当」
  4. 《律令制》各の第三等官。判官。「大舎人大允・大舎人少允」

允の用法:四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

四等官制の種類
官職 長官 次官 半官 主典
読み
(当て字)
かみ すけ じょう さかん
神祇官
太政官 大臣 大納言
参議
少納言
外記
大夫
令史
弾正台
衛府
大宰府
大領 少領 主政 主帳

熟語

允裁【いんさい】

[漢]君主が臣下の申し出を許すこと。
「允可(インカ)」、「允許(インキョ)」、「聴許(チョウキョ)」とも呼ぶ。

王允【おういん】

[中国語]WanYun

[人]中国後漢末期の司徒・尚書令(137~192)。字(アザナ)は子師(Zishi)。太原祁(現:山西省祁県)の人。

文字コード

「允」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「允」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5141
JISX0213 1-16-84
戸籍統一文字番号 2 015470
住基ネット統一文字 J+5141

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「允」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 509
新大字典4 講談社 837
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 645
大漢和辞典6 7 大修館書店 1338
大漢語林8 大修館書店 659

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「允」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「允」についての総括
  1. 允の画数 :4画
  2. 允の部首 : 儿
  3. 允の読み方:エン・イン・ゆるす・まことに・まこと・じょう
  4. 允の意味 :まこと/まことに
以上で「允」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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