「弼」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、すけ/昔の官名/弾正台の第二位。ゆだめ/ただす/たすける/付き添いたすけるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、弓部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「弼」
字体
読み 音読み ヒツ
ビチ
訓読み すけ
たす()
たす(ける)
部首 弓部
画数 総画数 12画
部首内画数 弓部9画
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

弼_書き方
弼の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ビチヒツ弼けるたすける弼けたすけすけの5種の読み方が存在する。

意味

すけ/昔の官名/弾正台の第二位。ゆだめ/ただす/たすける/付き添いたすける

弼の用法:四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

四等官制の種類
官職 長官 次官 半官 主典
読み
(当て字)
かみ すけ じょう さかん
神祇官
太政官 大臣 大納言
参議
少納言
外記
大夫
令史
弾正台
衛府
大宰府
大領 少領 主政 主帳

熟語

右弼【ゆうひつ】

天子の政治を補佐する官。
[歴]古代中国、宋(ソウ)の徽宗(キソウ)の時の中書令のこと。

左輔右弼【さほゆうひつ】

君主の左右にあって、その政治を補佐する臣。
「さほうひつ(左輔右弼)」、「輔弼(ホヒツ)の臣」とも呼ぶ。ほひつ(輔弼)。

趙良弼【ちょうりょうひつ】

[中国語]ZhaoLiangbi

[人]蒙古使・元使。1271年(文永8年)今津に来着。1273年(文永10年)大宰府に来着し、日本の入貢を要求。

右弼金剛【うひつこんごう】

[仏]におう(仁王、二王)

弾正大弼【だんじょうのだいひつ】

[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の次官。
小弼の上位。

文字コード

「弼」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「弼」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5F3C
JISX0213 1-41-11
戸籍統一文字番号 2 111070
住基ネット統一文字 J+5F3C

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「弼」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2624
新大字典4 講談社 4569
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3284
大漢和辞典6 7 大修館書店 9826
大漢語林8 大修館書店 3174

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「弼」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「弼」についての総括
  1. 弼の画数 :12画
  2. 弼の部首 : 弓
  3. 弼の読み方:ビチ・ヒツ・たすける・たすけ・すけ
  4. 弼の意味 :すけ/昔の官名/弾正台の第二位。ゆだめ/ただす/たすける/付き添いたすける
以上で「弼」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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