「払」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「拂」については「拂(漢字)」をご覧ください。

とは、はらう/はらい除けるなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「払」
字体
読み 音読み 《外》ヒツ
《外》ホツ
《外》
《外》ハン
《外》ホン
《高》フツ
訓読み はら()
部首 手部
画数 総画数 5画
部首内画数 手部2画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N3
異体字「拂」
字体
画数 8画
Unicode U+62C2
JISX0213 1-57-36

書き方・読み方

書き方

払_書き方
払の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ホンホツフツヒツハン払うはらうの7種の読み方が存在する。

意味

  1. はらう。はらいける。
    • フツ。「払拭(ふっしょく)・払底」
  2. ける。
    • フツ。「払暁」
  3. 代金やを相手にす。
    • フツ。「誤払」
    • はら。「払込(はらいこみ)・払戻(はらいもどし)・支払(しはらい)」

熟語

猿払村【さるふつむら】

[Romaji]SarufutsuMura

北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)宗谷郡(ソウヤグン)の村。

勇払郡【ゆうふつぐん】

[Romaji]YufutsuGun

北海道中南部、胆振支庁(イブリシチョウ)の郡。
厚真町(アツマチョウ)・安平町(アビラチョウ)・むかわ町(チョウ)の町。2006年(平成18年)3月27日早来町(ハヤキタチョウ)と追分町(オイワケチョウ)が合併して安平町を発足。

白払/白拂【びゃくほつ】

[仏]ほっす(払子、拂子)

払田柵跡【ほったのさくあと】

[歴]秋田県大仙市(ダイセンシ)払田にある、平安時代初期の城柵跡。国指定史跡。
9~10世紀後半、中央政権の出先機関として設置した役所で、遺跡のほかに木簡・墨書土器・漆紙文書(ウルシガミモンジョ)など数多く出土しているが、六国史(リッコクシ)などの史料に記述がなく不明な点も多い。

先払い【さきばらい】

品物の受け渡しより前に代金を支払うこと。前払い。
運送料・郵便料などを到着先で受取人が支払う方式。

文字コード

「払」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「払」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6255
JISX0213 1-42-07
戸籍統一文字番号 2 132790
住基ネット統一文字 J+6255

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「払」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3217
新大字典4 講談社 5381
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3907
大漢和辞典6 7 大修館書店 11784
大漢語林8 大修館書店 3822

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「払」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「払」についての総括
  1. 払の画数 :5画
  2. 払の部首 : 手
  3. 払の読み方:ホン・ホツ・フツ・ヒツ・ヒ・ハン・はらう
  4. 払の意味 :はらう/はらい除ける
以上で「払」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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