「犬」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

犬とは、いぬ／食肉目イヌ科の哺乳動物の総称／勇猛で従順な性格であり、嗅覚と聴覚が鋭い／六畜の一つなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、犬部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『犬』の字には少なくとも、犬ケン・ 犬いぬの2種の読み方が存在する。

意味

1. いぬ。食肉目イヌ科の哺乳動物の総称。勇猛で従順な性格であり、嗅覚と聴覚が鋭い。六畜の一つ。類義語：狗「犬猿・犬歯・愛犬・狂犬・駄犬・闘犬・名犬・番犬・野犬・猟犬・老犬・警察犬」
2. 役に立たない。「犬死」
3. つまらないもののたとえ。「犬馬」
4. スパイ。まわし者。「警察の犬・官憲の犬」

犬の用法：六畜

六畜【りくちく／ろくちく】とは、六種の畜。昔から畜産農家でよく飼育されてきた家畜の総称。それぞれの家畜に適当な役割を与えて使役してきた。

犬の用法：十二支

十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の宮、十二の獣、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。

熟語

四字熟語

「犬」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

和犬【わけん】

[哺]にほんけん(日本犬)
。

狛犬【こまいぬ】

神社や寺院の社殿前にある獅子に似た獣の、「あ・うん」一対の像。あうん(阿吽)。
ウサギの狛犬：つきじんしゃ(調神社)ネコの狛犬：京都府京丹後市峰山町の金刀比羅神社の境内社である木島神社(キシマジンジャ)。

犬笛【いぬぶえ】

イヌ(犬)に指示を与える笛。
人間の可聴域(20～２万ヘルツ)を越えた超音波(約３万ヘルツ)で、人間には聞こえない。
。

犬行【いぬゆき】

[建]いぬばしり(犬走り)
。

イヌ／犬【いぬ】

[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)イヌ科(Canidae)の哺乳類。どっぐらん(ドッグラン)。
英語：ドッグ(dog)。

文字コード

「犬」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「犬」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。