申とは、もうす/説明する/述べるなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、田部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 申 | |
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読み | 音読み | 《中》シン |
訓読み | もう(す) 《外》かさ(ねる) 《外》さる |
|
部首 | 田部 | |
画数 | 総画数 | 5画 |
部首内画数 | 田部0画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『申』の字には少なくとも、申・ 申す・ 申・ 申ねるの4種の読み方が存在する。
意味
- もうす。説明する。述べる。「申告・上申」
- 重ねる。繰り返す。
- さる。動物の猿。十二支の第九番。方角では西南西、時刻では午前4時、および午後3時から午後5時までの間を指す。
- 申月(しんげつ)の略称。陰暦7月の異名。
- 申【さる】
-
- 十二支(ジュウニシ)の第9。さる。
- [暦]十二支の9番目にあたる年や日。申年(サルドシ)または申の日。さるのひ(申の日)。
- 方位を十二支に配した、西南西の方角。
- 申の刻。
さるのこく(申の刻)
申の用法:十二支
十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の宮、十二の獣、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。
十二支 | 音読み | 訓読み | 生き物 |
---|---|---|---|
子 | シ | ね | 鼠 |
丑 | チュウ | うし | 牛 |
寅 | イン | とら | 虎 |
卯 | ボウ | う | 兎 |
辰 | シン | たつ | 竜(龍) |
巳 | シ | み | 蛇 |
午 | ゴ | うま | 馬 |
未 | ビ | ひつじ | 羊 |
申 | シン | さる | 猿 |
酉 | ユウ | とり | 鶏 |
戌 | ジュツ | いぬ | 犬 |
亥 | ガイ | い | 猪 |
熟語
四字熟語
「申」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
三令五申 |
申【さる】
十二支(ジュウニシ)の第9。さる。
[暦]十二支の9番目にあたる年や日。
壬申【じんしん】
[暦]干支(エト)の一つ。9番目。
「みずのえさる(壬申)」とも呼ぶ。
申の日【さるのひ】
[暦]十二支の申にあたる日。
十一月の申の日:かんにち(坎日)夏の申の日:そくさいにち(息災日)、こんじんのまび(金神の間日)三月・七月・十一月の申の日:てんぷくにち(天福日)
。
庚申【かのえさる】
こうしん(庚申)
。
申の刻【さるのこく】
[古]午後3時ころから午後5時ころ。
「七つ」、「七つどき」とも呼ぶ。まこら(摩虎羅)。
文字コード
「申」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7533 |
---|---|
JISX0213 | 1-31-29 |
戸籍統一文字番号 2 | 243650 |
住基ネット統一文字 | J+7533 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6051 |
新大字典4 | 講談社 | 10135 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7337 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 21726 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7160 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「申」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「申」についての総括
- 申の画数 :5画
- 申の部首 : 田
- 申の読み方:シン・もうす・さる・かさねる
- 申の意味 :もうす/説明する/述べる
以上で「申」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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