「名」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

名とは、呼びな／人の名前などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『名』の字には少なくとも、名メイ・ 名ミョウ・ 名ベイ・ 名なの4種の読み方が存在する。

意味

1. 呼びな。人の名前。
   • メイ。「名義・名刺・名称・名簿・名目・家名・仮名・改名・学名・偽名・氏名・指名・襲名・書名・署名・除名・姓名・題名・地名・知名・匿名・売名・病名・品名・別名・命名・連名」
   • ミョウ。「名字・名号・名跡・異名・戒名・俗名・本名」
   • な。「名前・宛名・仮名」
2. 誉れ。評判。
   • メイ。「名案・名医・名歌・名曲・名言・名作・名士・名手・名所・名将・名匠・名勝・名人・名声・名店・名物・名文・名門・名誉・汚名・虚名・高名・著名・売名・有名」
   • ミョウ。「名聞(みょうもん)・名利・悪名・功名」
3. 言葉で示す。説明する。
   • メイ。「名状」
4. 荘園の土地。
   • ミョウ。「名田・大名」
5. 名古屋市。愛知県の県庁所在地。
   • メイ。「名岐・名神・名大・名鉄・名阪・東名」
6. 人を数える語。
   • メイ。「一名・数名・両名」

名の用法：平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

名の用法：片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

熟語

四字熟語

「名」の漢字を語中にもつ四字熟語14種を表にまとめる。

名【な】

呼び名、名称。人名、地名、物事の呼称。
評判、名声、うわさ。

名子【なご】

[歴]中世～近世(鎌倉時代から明治維新)の封建時代、半奴隷的に使役された隷属農民(百姓)。また、その身分。
名子親(ナゴオヤ)・名主(ミョウシュ)と呼ばれる主家に隷属し、住居・耕地などを借り、農業生産のほか雑用などにも使役させられた。

名瀬【なぜ】

[Romaji]Naze

蘆名【あしな】

[Romaji]Ashina

姓氏の一つ。
中世、会津地方の領主、のち戦国大名。本姓は平氏。

名代【なしろ】

[歴]なしろぺ(名代部)
。

文字コード

「名」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「名」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。