呼とは、よぶ/声をかける/呼び寄せるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 呼 | |
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読み | 音読み | コ 《外》カ 《外》ク 《外》コウ 《外》キョウ |
訓読み | よ(ぶ) | |
部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 口部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『呼』の字には少なくとも、呼・ 呼・ 呼・ 呼・ 呼・ 呼ぶの6種の読み方が存在する。
意味
- よぶ。声をかける。呼び寄せる。「呼応・指呼・疾呼・大呼・点呼・連呼」
- 大声を出す。叫ぶ。「呼号・歓呼」
- 名づける。命名する。「呼称・称呼」
- 息を吐く。吐く息。対義語:吸「呼気・呼吸」
- 息を長く引いて嘆く声。「嗚呼(ああ)」
熟語
四字熟語
「呼」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
呼牛呼馬 | 千呼万喚 | 大声疾呼 |
呼気【こき】
[英語]exhalation/expiration
[医]肺が縮小して肺の中から体外へ吐(ハ)き出す空気。鼻や口から吐く息。「呼息(コソク)」とも呼ぶ。
呼息【こそく】
[医]こき(呼気)
。
卑弥呼【ひみこ】
[Romaji]Himiko
[人]邪馬台国(ヤマタイコク)の女王(?~247?)。人前に姿を現わさず、政治は弟が補佐していたという。たいほうぐん(帯方郡)。
呼び鈴【よびりん】
[英語]bell
人を呼んだり、合図をしたりするために鳴らす、鈴または電鈴(デンレイ)(ベル)。
鈴には摘み上げて振るタイプと、卓上において上から手のひらで叩(タタ)くタイプがある。後者はホテルのフロントや事務所の受付などに設置されていた。
摩呼洛伽【まこらが】
[梵]Mahoraga
[仏]まごらが(摩ゴ羅伽)。
文字コード
「呼」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+547C |
---|---|
JISX0213 | 1-24-38 |
戸籍統一文字番号 2 | 040070 |
住基ネット統一文字 | J+547C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1132 |
新大字典4 | 講談社 | 1871 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1373 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 3471 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1340 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「呼」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「呼」についての総括
- 呼の画数 :8画
- 呼の部首 : 口
- 呼の読み方:コウ・コ・ク・キョウ・カ・よぶ
- 呼の意味 :よぶ/声をかける/呼び寄せる
以上で「呼」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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