異体字「聲」については「聲(漢字)」をご覧ください。
声とは、こえ/人の聲/音/響きなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、士部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 声 | |
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読み | 音読み | セイ 《外》ケイ 《高》ショウ |
訓読み | こえ 《中》こわ |
|
部首 | 士部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 士部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
字体 | 聲 |
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画数 | 17画 |
Unicode | U+8072 |
JISX0213 | 1-70-65 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『声』の字には少なくとも、声・ 声・ 声・ 声・ 声の5種の読み方が存在する。
意味
- こえ。人の聲。音。響き。「声域・声音・声楽・声帯・声調・声量・雨声・音声・諧声(かいせい)・奇声・形声・秋声・笑声・鐘声・水声・大声・肉声・発声・風声・美声・鳳声(ほうせい)」
- こえを出す。言う。述べる。「声援・声明・声優・声涙」
- きこえ。評判。誉れ。噂。「声威・声価・声望・声名・声誉・悪声・名声」
- 音曲の節。音の高低。音律。「声曲・声律・五声」
- 語頭の子音。対義語:韻
- 《中国》中国語の調子。「四声・上声(じょうしょう)・去声(きょしょう)」
声の用法:四声
四声【しせい】とは、中国語の韻(声の響き)を四種類に分類した音韻体系。上声・去声・入声の三声は、まとめて仄声(そくしょう)と呼ばれる。
平仄 | 名称 | 読み | 略字 |
---|---|---|---|
平 | 平声 | ひょうしょう | 平 |
仄 | 上声 | じょうしょう | 上 |
去声 | きょしょう | 去 | |
入声 | にっしょう | 入 |
声の用法:五声・五聲
五声・五聲【ごせい】とは、古代中国の音楽で使われる五つの音の高さ/音階。現代では五音(ごいん・ごおん)としても用いられる。五行に通ずる。
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
---|---|---|---|---|---|
五声 | 角 | 徴 | 宮 | 商 | 羽 |
熟語
四字熟語
「声」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。
金声玉振 | 大喝一声 | 大声疾呼 |
同声異俗 | 浮声切響 | 無声無臭 |
入声【にっせい】
[中国語]rusheng
[言]にっしょう(入声)。
多声音楽【たせいおんがく】
[英語]polyphony
[楽]ぽりふぉにー(ポリフォニー)。
単声音楽【たんせいおんがく】
[楽](monophony)ものふぉにー(モノフォニー)
[楽](homophony)ほもふぉにー(ホモフォニー)
。
多声部音楽【たせいぶおんがく】
[英語]polyphony
[楽]ぽりふぉにー(ポリフォニー)。
単声部音楽【たんせいぶおんがく】
[楽](monophony)ものふぉにー(モノフォニー)
[楽](homophony)ほもふぉにー(ホモフォニー)
。
文字コード
「声」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+58F0 |
---|---|
JISX0213 | 1-32-28 |
戸籍統一文字番号 2 | 064630 |
住基ネット統一文字 | J+58F0 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 7803 |
新大字典4 | 講談社 | 2873 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2137 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 5645 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2081 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「声」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「声」についての総括
- 声の画数 :7画
- 声の部首 : 士
- 声の読み方:セイ・ショウ・ケイ・こわ・こえ
- 声の意味 :こえ/人の聲/音/響き
以上で「声」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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