異体字「声」については「声(漢字)」をご覧ください。
聲とは、こえ/人の聲/音/響きなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、耳部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 聲 | |
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読み | 音読み | セイ 《高》ショウ |
訓読み | こえ 《中》こわ |
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部首 | 耳部 | |
画数 | 総画数 | 17画 |
部首内画数 | 耳部11画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級・漢検準1級 |
字体 | 声 |
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画数 | 7画 |
Unicode | U+58F0 |
JISX0213 | 1-32-28 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『聲』の字には少なくとも、聲・ 聲・ 聲・ 聲の4種の読み方が存在する。
意味
- こえ。人の聲。音。響き。「聲域・聲音・聲楽・聲帯・聲調・聲量・雨聲・音聲・諧聲(かいせい)・奇聲・形聲・秋聲・笑聲・鐘聲・水聲・大聲・肉聲・発聲・風聲・美聲・鳳聲(ほうせい)」
- こえを出す。言う。述べる。「聲援・聲明・聲優・聲涙」
- きこえ。評判。誉れ。噂。「聲威・聲価・聲望・聲名・聲誉・悪聲・名聲」
- 音曲の節。音の高低。音律。「聲曲・聲律・五聲」
- 語頭の子音。対義語:韻
- 《中国》中国語の調子。「四聲・上聲(じょうしょう)・去聲(きょしょう)」
聲の用法:五声・五聲
五声・五聲【ごせい】とは、古代中国の音楽で使われる五つの音の高さ/音階。現代では五音(ごいん・ごおん)としても用いられる。五行に通ずる。
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
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五声 | 角 | 徴 | 宮 | 商 | 羽 |
文字コード
「聲」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8072 |
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JISX0213 | 1-70-65 |
戸籍統一文字番号 2 | 325450 |
住基ネット統一文字 | J+8072 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2138 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2082 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「聲」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「聲」についての総括
- 聲の画数 :17画
- 聲の部首 : 耳
- 聲の読み方:セイ・ショウ・こわ・こえ
- 聲の意味 :こえ/人の聲/音/響き
以上で「聲」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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