吐とは、はく/口からはき出す/はき戻すなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、口部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 吐 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ト 《外》ツ |
訓読み | は(く) 《外》つ(く) 《外》ぬ(かす) |
|
部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 口部3画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『吐』の字には少なくとも、吐・ 吐・ 吐く・ 吐かす・ 吐くの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「吐」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
握髪吐哺 | 吐故納新 |
吐蕃【とばん】
[中国語]Tufan
[古]中国の唐代初期~元代末期、中国人からのチベットの呼称。[歴]古代のチベット人の統一王国。
7世紀初め、ソンツェン・ガンポが建国。
吐血【とけつ】
[英語]hematemesis
[病]胃・食道など、上部の消化管から出血した血液を口から吐(ハ)くこと。また、その血。普通、血は暗赤色。
反吐/嘔吐【へど】
飲食したものを口から吐(ハ)き戻すこと。その吐いた汚物。
「げろ」、「げろげろ」とも呼ぶ。
吐月峰【とげっぽう】
[Romaji]Togeppo
[地]岐阜県下呂市南部、久野川(クノガワ)にある山。旧住所は益田郡(マシタグン)下呂町(ゲロチョウ)久野川。
静岡県静岡市駿河区丸子の地。
鎮吐剤【ちんとざい】
[薬]吐き気を抑える薬。嘔吐(オウト)・乗物酔い・悪阻(ツワリ)などの対処薬。ちんうんざい(鎮うん剤、鎮暈剤)。
文字コード
「吐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5410 |
---|---|
JISX0213 | 1-37-39 |
戸籍統一文字番号 2 | 038240 |
住基ネット統一文字 | J+5410 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1076 |
新大字典4 | 講談社 | 1775 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1312 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 3300 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1272 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「吐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「吐」についての総括
- 吐の画数 :6画
- 吐の部首 : 口
- 吐の読み方:ト・ツ・はく・ぬかす・つく
- 吐の意味 :はく/口からはき出す/はき戻す
以上で「吐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。