「衣」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

衣とは、ころも／きぬ／身にまとうもの／仏教徒・僧侶の衣服などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、衣部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『衣』の字には少なくとも、衣エ・ 衣イ・ 衣ころも・ 衣きぬ・ 衣るきるの5種の読み方が存在する。

意味

1. ころも。きぬ。身にまとうもの。仏教徒・僧侶の衣服。「衣服・衣冠・法衣・衣鉢(いはつ)(えはつ)・僧衣(そうい)(そうえ)・紫衣(しえ)」
2. 着る。着せる。身につける。「衣帯・衣錦(イキン)・衣帛(イハク)」
3. 覆う。おおい。
4. ころも。揚げ物などの外側のかわ。

衣の用法：平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

熟語

四字熟語

「衣」の漢字を語中にもつ四字熟語12種を表にまとめる。

衣架【いか】

[服]いこう(衣桁)
。

紫衣【しえ】

[歴]しい(紫衣)
。

紫衣【しい】

[歴]1249(宝治3,建長元)以降、天皇が高僧に賜った紫色の僧衣。
「しえ」とも呼ぶ。
江戸時代の『禁中並公家諸法度』十七条の一つに、妄(ミダ)りに紫衣や上人(ショウニン)号を僧侶に授けられないことになっていた。

衣鉢【いはつ】

[仏]さんえいっぱつ(三衣一鉢)
「えはつ(衣鉢)」とも呼ぶ。
。

白衣【はくい】

白い色の衣服。白い上着。
特に、医師(イシ)・看護師(カンゴシ)・実験をする化学者・食品製造者などの着る制服。

文字コード

「衣」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「衣」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。