「宇」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、のき/ひさし/やね/家(いえ)などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「宇」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》いえ
《外》のき
部首 宀部
画数 総画数 6画
部首内画数 宀部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

宇_書き方
宇の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、のきいえの3種の読み方が存在する。

意味

  1. のき。ひさし。やね。家(いえ)。「殿宇・堂宇・屋宇・廟宇(びょうう)」
  2. 建物・屋根・天幕をえる。「金堂一宇・八紘一宇・一宇の堂塔」
  3. そら。。天下。無限の空間。天地四方。世界。「宇内(うだい)・宇宙・御宇・海宇」
  4. こころ。精神。度量。「器宇・気宇・眉宇(びう)」
宇【う】
  • [数詞]建物を数えるのに用いる接尾辞。
  • 建物の軒・屋根の意味。
  • 宇の用法:平仮名

    平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

    ひらがなと元の漢字
    行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
    あ行
    か行
    さ行
    た行
    な行
    は行
    ま行
    や行
    ら行
    わ行

    宇の用法:片仮名

    片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

    カタカナと元の漢字
    行/段 ア段 イ段 ウ段 エ段 オ段
    ア行
    カ行
    サ行
    タ行
    ナ行
    ハ行
    マ行
    ヤ行
    ラ行
    ワ行

    熟語

    四字熟語

    「宇」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

    「宇」が入る四字熟語
    気宇壮大きうそうだい 八紘一宇はっこういちう

    宇【う】

    [数詞]建物を数えるのに用いる接尾辞。
    建物の軒・屋根の意味。

    羅宇【らお】

    [マレー語]lao

    キセル(煙管)のタバコを詰める火皿と吸口をつなぐ竹の管。
    「らう(羅宇)」とも呼ぶ。
    ラオスから渡来した黒斑竹を用いたことから。

    宇佐【うさ】

    [Romaji]Usa

    うさし(宇佐市)
    [古]うさぐん(宇佐郡)

    宇土【うと】

    [Romaji]Uto

    [地]うとはんとう(宇土半島)
    うとし(宇土市)
    うとぐん(宇土郡)
    うとまち(宇土町)

    羅宇【らう】

    [マレー語]lao、羅宇(ラオ)の訛(ナマ)り。

    らお(羅宇)

    文字コード

    「宇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「宇」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5B87
    JISX0213 1-17-07
    戸籍統一文字番号 2 080350
    住基ネット統一文字 J+5B87

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「宇」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 2041
    新大字典4 講談社 3448
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2529
    大漢和辞典6 7 大修館書店 7067
    大漢語林8 大修館書店 2482

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1968年(昭和43年)
    学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
    小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「宇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「宇」についての総括
    1. 宇の画数 :6画
    2. 宇の部首 : 宀
    3. 宇の読み方:ウ・のき・いえ
    4. 宇の意味 :のき/ひさし/やね/家(いえ)
    以上で「宇」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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