「幾」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いく/不定の数について疑問となる語/いくつ/いくらなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、幺部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「幾」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み いく
《外》きざ()
《外》こいねが()
《外》ほとん()
部首 幺部
画数 総画数 12画
部首内画数 幺部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

幾_書き方
幾の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、幾どほとんど幾うこいねがう幾しきざしいくの7種の読み方が存在する。

意味

  1. いく。不定のについて疑問となる。いくつ。いくら。「幾何・幾日」
  2. ほとんど。い。類義語:「幾殆」
  3. きざし。ぶれ。前兆。気配。類義語:「幾微」
  4. こいねがう。切望してる。類義語:。「庶幾」

幾の用法:平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

ひらがなと元の漢字
行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

熟語

幾何【きか】

[英語]geometry

[数]幾何学の略称。
きかがく(幾何学)

幾許【ここら】

[Romaji]kokora

[副]ここだ(幾許)

幾許【ここば】

[Romaji]kokoba

[副]ここだ(幾許)

幾許【ここだ】

[Romaji]kokoda

[副](経験したことがないほど)こんなに多く・こんなに甚(ハナハ)だしく。
「幾許(ここだ)く」、「幾許(ここば)」、「幾許(ここば)く」、「幾許(ここら)」とも呼ぶ。そこら(そこら、許多)。

幾許く【ここばく】

[Romaji]kokobaku

[副]ここだ(幾許)

文字コード

「幾」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「幾」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5E7E
JISX0213 1-20-86
戸籍統一文字番号 2 104240
住基ネット統一文字 J+5E7E

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「幾」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2487
新大字典4 講談社 4325
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3101
大漢和辞典6 7 大修館書店 9208
大漢語林8 大修館書店 3018

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「幾」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「幾」についての総括
  1. 幾の画数 :12画
  2. 幾の部首 : 幺
  3. 幾の読み方:ゲ・ケ・キ・ほとんど・こいねがう・きざし・いく
  4. 幾の意味 :いく/不定の数について疑問となる語/いくつ/いくら
以上で「幾」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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