止とは、とまる/とどまる/留まる/同じ所にいて動かないなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、止部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 止 | |
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読み | 音読み | シ |
訓読み | と(まる) と(める) 《外》さ(す) 《外》とど(まる) 《外》とど(める) 《外》や(む) 《外》や(める) 《外》よ(す) |
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部首 | 止部 | |
画数 | 総画数 | 4画 |
部首内画数 | 止部0画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『止』の字には少なくとも、止・ 止す・ 止める・ 止む・ 止める・ 止まる・ 止める・ 止まる・ 止すの9種の読み方が存在する。
意味
- とまる。とどまる。留まる。同じ所にいて動かない。「止住・止宿・静止・停止・明鏡止水」
- とめる。とどめる。差しとめる。やめる。やむ。「止血・中止・停止・休止・諫止(かんし)・禁止・終止・阻止(そし)・廃止・防止・抑止・波止場(はとば)」
- ふるまい。身のこなし。「挙止」
止の用法:平仮名
平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。
行/段 | あ段 | い段 | う段 | え段 | お段 |
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あ行 | 安 | 以 | 宇 | 衣 | 於 |
か行 | 加 | 幾 | 久 | 計 | 己 |
さ行 | 左 | 之 | 寸 | 世 | 曽 |
た行 | 太 | 知 | 川 | 天 | 止 |
な行 | 奈 | 仁 | 奴 | 祢 | 乃 |
は行 | 波 | 比 | 不 | 部 | 保 |
ま行 | 末 | 美 | 武 | 女 | 毛 |
や行 | 也 | 由 | 与 | ||
ら行 | 良 | 利 | 留 | 礼 | 呂 |
わ行 | 和 | 為 | 恵 | 遠 | |
无 |
止の用法:片仮名
片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。
行/段 | ア段 | イ段 | ウ段 | エ段 | オ段 |
---|---|---|---|---|---|
ア行 | 阿 | 伊 | 宇 | 江 | 於 |
カ行 | 加 | 機 | 久 | 介 | 己 |
サ行 | 散 | 之 | 須 | 世 | 曽 |
タ行 | 多 | 千 | 川 | 天 | 止 |
ナ行 | 奈 | 仁 | 奴 | 祢 | 乃 |
ハ行 | 八 | 比 | 不 | 部 | 保 |
マ行 | 末 | 三 | 牟 | 女 | 毛 |
ヤ行 | 也 | 由 | 譽 | ||
ラ行 | 良 | 利 | 流 | 礼 | 呂 |
ワ行 | 和 | 井 | 恵 | 乎 | |
尓 |
熟語
四字熟語
「止」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
挙止進退 | 抽薪止沸 | 明鏡止水 |
留め/止め【とめ】
終(シマ)い・終(オワ)り。終末。
[経]大引けの別称。
山止め【やまどめ】
山への立ち入りを禁止すること。
山の産物などを採取するための入山(ニュウザン)を禁止すること。
。
止索栓【しさくせん】
[英語]cleat
[1]くりーと(クリート)。
止血栓【しけつせん】
[ドイツ語]Tampon、[フランス語]tampon
[医][1]たんぽん(タンポン)。
止揚【しよう】
[ドイツ語]Aufheben
[哲]ヘーゲル弁証法において、二つの矛盾(ムジュン)した概念(ガイネン)を否定し、より高い段階に発展・統一すること。「揚棄(ヨウキ)」とも、ドイツ語で「アウフヘーベン」とも呼ぶ。
。
文字コード
「止」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6B62 |
---|---|
JISX0213 | 1-27-63 |
戸籍統一文字番号 2 | 184480 |
住基ネット統一文字 | J+6B62 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4656 |
新大字典4 | 講談社 | 7822 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5675 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 16253 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5628 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「止」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「止」についての総括
- 止の画数 :4画
- 止の部首 : 止
- 止の読み方:シ・よす・やめる・やむ・とどめる・とどまる・とめる・とまる・さす
- 止の意味 :とまる/とどまる/留まる/同じ所にいて動かない
以上で「止」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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