「夏」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

夏とは、四季の一つ／なつなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、夂部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『夏』の字には少なくとも、夏ゲ・ 夏カ・ 夏なつの3種の読み方が存在する。

意味

1. 四季の一つ。なつ。「夏日・夏期・夏季・夏至(げし)・夏安居(げあんご)・夏炉冬扇・立夏・初夏・盛夏・炎夏・消夏・晩夏」
2. 春の次の季節。立夏から立秋の前日までの期間。俗に六・七・八の三か月。陰暦では四・五・六の三か月。日中が長く、暑い。秋の前。「飛んで灯(ひ)に入る夏の虫」（自分から進んで危険に陥るたとえ）
3. 中国の史書に記された最古の王朝名。初代禹(う)王から末代桀(けつ)王まで十四世十七代とされる。「夏殷周」
4. 中国の五胡十六国時代に栄えた国家の一つ。
5. 西夏。中国西北部（甘粛省・寧夏回族自治区）に栄えた王朝。

夏の用法：夏王朝 – 周王朝(中国王朝)

夏王朝 – 周王朝(中国王朝)【かおうちょう – しゅうおうちょう】とは、中国の最も古い王朝。古代中国において繁栄した王朝として夏・殷・周はまとめて「三代」と呼ばれる。

夏の用法：晋王朝 – 五胡十六国時代(中国王朝)

晋王朝 – 五胡十六国時代(中国王朝)【しんおうちょう – ごこじゅうろっこくじだい】とは、中国の歴史区分の一つ。265年に司馬炎によって西晋が建国された。316年に五胡の一つの匈奴に滅ぼされたが、司馬睿が江南に逃れて東晋として再建した。五胡十六国時代は三国時代・南北朝時代とあわせて魏晋南北朝時代とも呼ばれる。

夏の用法：宋王朝 – 現代(中国王朝)

宋王朝 – 現代(中国王朝)【そうおうちょう – げんだい】とは、近代における中国王朝の歴史。
近世に繁栄した王朝として元・明・清はまとめて「近世三代」と呼ばれる。
清王朝を最後に中国における統一王朝は無くなり、民主共和制国家を経て、現在のような主権国家となった。

夏の用法：六官

六官【りくかん】とは、《中国》六官：西周時代における六つの中央官庁。六卿(りくけい)は、各六官の長官にあたる。六官の制度は、後の隋唐王朝の行政制度である六部(りくぶ)へと継承された。

熟語

四字熟語

「夏」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

夏【か】

[中国語]Xia

夏【なつ】

[英語]summer(サマー)

筒姫(ツツヒメ)：夏をつかさどるという女神。
。

肆夏【しか】

[暦]しょか(初夏)
。

夏芽【かが】

[英語]summerbud

夏禹【かう】

[中国語]Xiayu

文字コード

「夏」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「夏」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。