「記」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、しるす/書きつける/書きとめるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、言部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「記」
字体
読み 音読み
訓読み しる()
部首 言部
画数 総画数 10画
部首内画数 言部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

記_書き方
記の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、記すしるすの2種の読み方が存在する。

意味

  1. しるす。きつける。きとめる。類義語:「記載・記録・筆記」
  2. きつけた。文章。ふみ。しるし。「記号・記章・日記・手記・雑記・戦記・伝記・別記」
  3. に印象をとどめる。える。「記憶・強記・暗記・銘記」
  4. 古事記の略称。「記紀」

熟語

四字熟語

「記」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「記」が入る四字熟語
博聞強記はくぶんきょうき 博覧強記はくらんきょうき

史記【しき】

[中国語]Shiji

[歴]前漢の司馬遷(ShimaQian)が著した中国最初の紀伝体の正史。
伝説上の黄帝から前漢の武帝まで二千数百年間の史書で、本紀12巻・年表10巻・書8巻・世家(セイカ)30巻・列伝70巻の130巻から成る。BC.91<征和2>成立。

外記【げき】

[古]太政官(ダジョウカン)の職名。小納言に属する朝廷の書記。詔勅(ショウチョク)・上奏文の起草や文典の記録、その他の公事(クジ)(公務)の執行を担当。

内記【ないき】

[古]大宝令(タイホウリョウ)の制で中務省(ナカツカサショウ)に属する役人。詔勅(ショウチョク)類の作成など宮中のすべての記録を担当。
大・中・小の内記があり、それぞれの定員は2名。

記銘【きめい】

[心]記憶の第一段階で、経験・学習した内容を覚えること・記憶として定着させること。
「銘記」とも呼ぶ。めいき(銘記)、こくめい(刻銘)。

日記【にっき】

「ダイアリー([英語]diary)」とも呼ぶ。ぶろぐ(ブログ)。

文字コード

「記」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「記」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8A18
JISX0213 1-21-13
戸籍統一文字番号 2 400260
住基ネット統一文字 J+8A18

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「記」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9249
新大字典4 講談社 15631
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11841
大漢和辞典6 7 大修館書店 35244
大漢語林8 大修館書店 10593

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「記」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「記」についての総括
  1. 記の画数 :10画
  2. 記の部首 : 言
  3. 記の読み方:キ・しるす
  4. 記の意味 :しるす/書きつける/書きとめる
以上で「記」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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