四とは、よん/よ/よつ/よっつ/三の次の数・値・順位/五の前などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、囗部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 四 | |
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読み | 音読み | シ 《外》シツ 《外》シチ |
訓読み | よ よ(つ) よっ(つ) よん |
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部首 | 囗部 | |
画数 | 総画数 | 5画 |
部首内画数 | 囗部2画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検10級 | |
日本語能力検定 | JLPT N5 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『四』の字には少なくとも、四・ 四・ 四・ 四・ 四つ・ 四つ・ 四の7種の読み方が存在する。
意味
- よん。よ。よつ。よっつ。三の次の数・値・順位。五の前。「四角・四季・四天王・四書五経・四方八方」
- よも。東西南北の四方面。四方位。まわり。「四囲・四海・四周・四隣・四通八達(しつうはったつ)・四角四面」
四の用法:大字
大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。
大字 | 零 | 壱 |
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漢数字 | 〇 | 一 |
弐 | 参 | 肆 |
二 | 三 | 四 |
伍 | 陸 | 漆・質・柒 |
五 | 六 | 七 |
捌 | 玖 | 拾 |
八 | 九 | 十 |
弐拾(廾・廿) | 参拾(卅・丗) | 肆拾(卌) |
二十 | 三十 | 四十 |
陌・佰 | 阡・仟 | 萬 |
百 | 千 | 万 |
熟語
四字熟語
「四」の漢字を語中にもつ四字熟語18種を表にまとめる。
家徒四壁 | 再三再四 | 三寒四温 |
三従四徳 | 四海兄弟 | 四海同胞 |
四角四面 | 四弘誓願 | 四衢八街 |
四苦八苦 | 四十不惑 | 四書五経 |
四神相応 | 四鳥別離 | 四通八達 |
四百四病 | 雪中四友 | 朝三暮四 |
四万【しま】
[Romaji]Shima
しまおんせん(四万温泉)
。
四魔【しま】
[梵]catvaromarah
[仏]衆生(シュジョウ)(人々)を悩ませ、仏道修行を妨(サマタ)げる4種のものを悪魔にたとえたもの。【1】煩悩魔(ボンノウマ):煩悩(執着や欲望)を生じさせるもの。
【2】陰魔(オンマ):肉体と精神の苦しみを生じさせるもの。
四苦【しく】
[仏]人間が全て持つ生(ショウ)・老・病・死の四つの苦しみ。
「生老病死(ショウロウビョウシ)」とも呼ぶ。さんく(三苦)、はっく(八苦)。
四家【しけ】
[歴]藤原氏の四つの家系。南家(ナンケ)・北家(ホッケ)・式家(シキケ)・京家(キョウケ)の総称。
藤原不比等の4子が創始。
四九【しく】
捲(メク)りカルタで行う賭博(トバク)。はちはち(八八)。
「四九」は禁語のことというが未詳。
文字コード
「四」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+56DB |
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JISX0213 | 1-27-45 |
戸籍統一文字番号 2 | 053490 |
住基ネット統一文字 | J+56DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 1446 |
新大字典4 | 講談社 | 2450 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1782 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 4682 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1719 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第1学年の配当漢字として公示される。
第1学年の配当漢字として公示される。
第1学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「四」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 四の画数 :5画
- 四の部首 : 囗
- 四の読み方:シツ・シチ・シ・よん・よっつ・よつ・よ
- 四の意味 :よん/よ/よつ/よっつ/三の次の数・値・順位/五の前
ウサタロー