拾とは、ひろう/ひろい上げる/ひろい集める/落ちているものをひろうなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 拾 | |
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読み | 音読み | 《外》ショウ 《外》キョウ 《中》シュウ 《中》ジュウ |
訓読み | ひろ(う) 《外》とお |
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部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 手部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『拾』の字には少なくとも、拾・ 拾・ 拾・ 拾・ 拾う・ 拾の6種の読み方が存在する。
意味
拾の用法:大字
大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。
大字 | 零 | 壱 |
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漢数字 | 〇 | 一 |
弐 | 参 | 肆 |
二 | 三 | 四 |
伍 | 陸 | 漆・質・柒 |
五 | 六 | 七 |
捌 | 玖 | 拾 |
八 | 九 | 十 |
弐拾(廾・廿) | 参拾(卅・丗) | 肆拾(卌) |
二十 | 三十 | 四十 |
陌・佰 | 阡・仟 | 萬 |
百 | 千 | 万 |
熟語
拾得【じっとく】
[中国語]Shide
[人]中国唐代、8~9世紀の高僧・詩人。生没年不祥で、普賢菩薩の化身とされる。かんざん(寒山)。落穂拾い/落ち穂拾い【おちぼひろい】
落穂を拾い集めること。
[美]フランスの画家ミレー(JeanFrancoisMillet)の作品。1857(安政4)。
文字コード
「拾」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+62FE |
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JISX0213 | 1-29-06 |
戸籍統一文字番号 2 | 135140 |
住基ネット統一文字 | J+62FE |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3332 |
新大字典4 | 講談社 | 5533 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4030 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12014 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3950 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「拾」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「拾」についての総括
- 拾の画数 :9画
- 拾の部首 : 手
- 拾の読み方:ジュウ・ショウ・シュウ・キョウ・ひろう・とお
- 拾の意味 :ひろう/ひろい上げる/ひろい集める/落ちているものをひろう
以上で「拾」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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