「十」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、じゅう/と/とお/九の次の数・値・順位/十番目などの意味をもつ漢字。2画の画数をもち、十部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「十」
字体
読み 音読み ジュウ
ジッ
《外》シュウ
《外》シン
訓読み
とお
部首 十部
画数 総画数 2画
部首内画数 十部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N5

書き方・読み方

書き方

十_書き方
十の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ジュウジッシンシュウとおの6種の読み方が存在する。

意味

  1. じゅう。と。とお。・順位。十番目。「十円・十回・十年・十人・何十・数十」
  2. すべて。て。りている。完全。「十分・十全・十割」
  3. いこと。たくさん。「十目のるところ十指のさすところ」
十【そち】
  • [古]十歳。そ(十)。
  • 御十(みそち)
  • 十の用法:大字

    大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。

    大字の種類
    大字 れい・ぜろ いち
    漢数字
    さん よん・し
    ろく ・柒しち・なな
    はち・や きゅう・く じゅう・とう
    弐拾(廿)にじゅう 参拾()さんじゅう 肆拾(卌)しじゅう・よんじゅう
    二十 三十 四十
    ひゃく せん まん

    十の用法:命数法(大数)

    命数法(大数)【めいすうほう】とは、を表す単位。万よりも大きい数については万進法(四桁刻み)の扱いとなる。

    数詞の種類
    数詞 いち じゅう
    100 101
    ひゃく せん まん
    102 103 104
    おく ちょう けい、きょう
    108 1012 1016
    がい ?じょ じょう
    1020 1024 1028
    こう かん せい
    1032 1036 1040
    さい ごく 恒河沙ごうがしゃ
    1044 1048 1052
    阿僧祇あそうぎ 那由他なゆた 不可思議ふかしぎ
    1056 1060 1064
    無量大数むりょうたいすう
    1068

    熟語

    四字熟語

    「十」の漢字を語中にもつ四字熟語17種を表にまとめる。

    「十」が入る四字熟語
    一五一十いちごいちじゅう 一目十行いちもくじゅうぎょう 一夜十起いちやじっき
    五十知命ごじゅうちめい 五風十雨ごふうじゅうう 三十六計さんじゅうろっけい
    四十不惑しじゅうふわく 七十古稀しちじゅうこき 十死一生じっしいっしょう
    十風五雨じっぷうごう 十五志学じゅうごしがく 聚散十春しゅうさんじっしゅん
    十日一水じゅうじついっすい 十全十美じゅうぜんじゅうび 十年一昔じゅうねんひとむかし
    十万億土じゅうまんおくど 六十耳順ろくじゅうじじゅん

    十【そち】

    [古]十歳。そ(十)。
    御十(みそち)

    十手【じって】

    武芸十八般の一つ。寄道具(ヨリドウグ)の一つ。
    「じゅって(十手)」とも呼ぶ。

    十勝【とかち】

    [Romaji]Tokachi

    [歴]旧国名。北海道十一ヶ国の一つ。現在の十勝支庁の管轄。

    二十【はたち】

    20。

    十福【じっぷく】

    [仏]じぞうのじっぷく(地蔵の十福)

    文字コード

    「十」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「十」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5341
    JISX0213 1-29-29
    戸籍統一文字番号 2 031240
    住基ネット統一文字 J+5341

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「十」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 902
    新大字典4 講談社 1473
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1107
    大漢和辞典6 7 大修館書店 2695
    大漢語林8 大修館書店 1097

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「十」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「十」についての総括
    1. 十の画数 :2画
    2. 十の部首 : 十
    3. 十の読み方:ジュウ・ジッ・シン・シュウ・とお・と
    4. 十の意味 :じゅう/と/とお/九の次の数・値・順位/十番目
    以上で「十」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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