極とは、きわめる/きわまる/達する/尽くすなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 極 | |
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読み | 音読み | キョク キャク 《外》ケキ 《中》ゴク |
訓読み | 《中》きわ(まる) 《中》きわ(み) 《中》きわ(める) 《外》き(まる) 《外》き(める) |
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部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 木部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『極』の字には少なくとも、極・ 極・ 極・ 極・ 極める・ 極み・ 極まる・ 極める・ 極まるの9種の読み方が存在する。
意味
- きわめる。きわまる。達する。尽くす。「極言・極力」
- きわみ。果てた地。終わり。「極限・極点・極点・極東・究極・終極・北極・南極」
- きわめて。この上ない。最も。甚だしい。「極右・極小・極大・極左・極端・極度・極上・極秘・極楽・至極」
- きめる。定評。証拠。「極印」
- 電気回路・磁石・端の部分。「磁極・正極・電極・負極・分極・陽極」
- 物事の原点。易における宇宙の根源。「対極」
- 《命数》数詞のひとつ。1極は10000載。10000極で1恒河沙。「一極・百極」
- 極【ごく】
-
- [数]数の単位。10の48乗。載(サイ)の一万倍。
極の用法:命数法(大数)
命数法(大数)【めいすうほう】とは、数を表す単位。万よりも大きい数については万進法(四桁刻み)の扱いとなる。
数詞 | 一 | 十 |
---|---|---|
数 | 100 | 101 |
百 | 千 | 万 |
102 | 103 | 104 |
億 | 兆 | 京 |
108 | 1012 | 1016 |
垓 | ?・秭 | 穣 |
1020 | 1024 | 1028 |
溝 | 澗 | 正 |
1032 | 1036 | 1040 |
載 | 極 | 恒河沙 |
1044 | 1048 | 1052 |
阿僧祇 | 那由他 | 不可思議 |
1056 | 1060 | 1064 |
無量大数 | ||
1068 |
熟語
四字熟語
「極」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
恐悦至極 | 極楽往生 | 極楽浄土 |
極楽蜻蛉 | 大慶至極 |
極【ごく】
[数]数の単位。10の48乗。載(サイ)の一万倍。
極似【ごくに】
[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
こくじ(酷似)
「極(ゴク)似ている」は間違いではない。
。
極似【ごくじ】
[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
こくじ(酷似)
。
極楽【ごくらく】
なんの心配もない安楽な境遇・場所。
⇔じごく(地獄)
かつては銭湯や温泉などに入浴したとき、「ごくらく、ごくらく」と言うことがあった。
[仏]極楽浄土の略。
南極【なんきょく】
[英語]SouthPole
[地]⇔ほっきょく(北極)南極大陸の最高点はビンソン。びんそん(ビンソン)。1911年(明治44年)アムンゼン、南極探検。
文字コード
「極」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6975 |
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JISX0213 | 1-22-43 |
戸籍統一文字番号 2 | 171350 |
住基ネット統一文字 | J+6975 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4278 |
新大字典4 | 講談社 | 7076 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5147 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 15181 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5200 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「極」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「極」についての総括
- 極の画数 :12画
- 極の部首 : 木
- 極の読み方:ゴク・ケキ・キョク・キャク・きわめる・きわみ・きわまる・きめる・きまる
- 極の意味 :きわめる/きわまる/達する/尽くす
以上で「極」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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