「春」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

春とは、四季の一つ／はるなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、日部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『春』の字には少なくとも、春シュン・ 春はるの2種の読み方が存在する。

意味

1. 四季の一つ。はる。「春分・春夏秋冬・春季・春日・春眠・春宵・春暖・春夢・立春・孟春(もうしゅん)・季春・陽春・暮春・早春・浅春・惜春」
2. 冬の次の季節。立春から立夏の前日までの期間。俗に三・四・五の三か月。陰暦では一・二・三の三か月。気候が良く、草木が芽を出しいろいろな花が咲く。夏の前。「春は桜よ秋ならもみじ」
3. 新年。年の初め。正月。「新春・賀春・迎春」
4. 最盛期。得意の時。「わが世の春」
5. 青年期。血気さかんな年ごろ。「人生の春・青春」
6. 情け。色情。情欲。男女の互いに異性を求めるこころ。「春情・春機・思春期・春画」
7. 年月の流れ。よわい。「春秋に富む」
8. (俗語)春をひさぐ。売淫(ばいいん)をする。

春の用法：六官

六官【りくかん】とは、《中国》六官：西周時代における六つの中央官庁。六卿(りくけい)は、各六官の長官にあたる。六官の制度は、後の隋唐王朝の行政制度である六部(りくぶ)へと継承された。

春の用法：春の七草

春の七草【はるのななくさ】とは、人日の節句(1月7日)の朝に七種の野草が入った粥を食べる風習。本来は「春の七種(ななくさ)」である。

熟語

四字熟語

「春」の漢字を語中にもつ四字熟語13種を表にまとめる。

春【はる】

[暦] 英語：スプリング(spring)。
ドイツ語：フリューリング(Fruehling)。
フランス語：プランタン(printemps)。

小春【こはる】

[暦]陰暦十月の別称。
春のような暖かな日和(ヒヨリ)が続くのでいう。
「小(コ)六月」とも呼ぶ。

春江【はるえ】

[Romaji]Harue

春蚕【はるご】

春に孵(カエ)り、また育てる蚕(カイコ)。
「しゅんさん(春蚕)」とも呼ぶ。
。

春日【かすが】

[Romaji]Kasuga

かすがし(春日市)
かすがむら(春日村)
東京都文京区の中南部の地名。
春日通り
春日の局(ツボネ)に因(チナ)み、旧称は「春日町(カスガチョウ)」。
[交]かすがえき(春日駅)
[歴][軍]旧日本海軍の巡洋戦艦。

文字コード

「春」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「春」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。