「戸」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

戸とは、と／片開きの扉／建物や部屋の出入り口などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、戶部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『戸』の字には少なくとも、戸コ・ 戸へ・ 戸との3種の読み方が存在する。

意味

1. と。片開きの扉。建物や部屋の出入り口。「戸外・門戸」
2. 家。部屋。「戸戸・戸口・戸籍・戸主・戸長・戸別・戸数」
3. 家を数える語。「百万戸」
4. 酒が飲める量や人を表す語。「下戸(げこ)・上戸(じょうご)」
5. 《律令制》最小の領地単位。50戸で1里。「五十戸」
6. 《地名》へ。青森県などで使われる地名。「一戸町・八戸市」

戸の用法：六官

六官【りくかん】とは、《中国》六官：西周時代における六つの中央官庁。六卿(りくけい)は、各六官の長官にあたる。六官の制度は、後の隋唐王朝の行政制度である六部(りくぶ)へと継承された。

戸の用法：地方行政区画

地方行政区画【ちほうぎょうせいくかく】とは、国を統治するために領土を細分化したもの。時代と共に土地の役割が集落区分・領地区分・徴税区分・地方行政区分として大きく変化してきた。

熟語

四字熟語

「戸」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

瀬戸【せと】

[Romaji]seto／Seto

瀬戸物の略称。
せともの(瀬戸物)
せとし(瀬戸市)
せとちょう(瀬戸町)
。

戸板【といた】

急場で、けが人・病人や物を載(ノ)せて運ぶために、敷居(シキイ)の溝(ミゾ)から外(ハズ)した雨戸(アマド)。たんか(担架)。
[魚]トイタビラメ(戸板平目)の略称。

戸越【とごし】

[Romaji]Togoshi

東京都品川区中央部の地名。
戸越銀座
[交]とごしえき(戸越駅)
。

戸塚【とつか】

[Romaji]Totsuka

とつかく(戸塚区)
東京都新宿区北部の地域名。
現在、地名としては戸塚町(トツカマチ)１丁目のみがあり、２丁目以降はない。
。

音戸【おんど】

[Romaji]Ondo

おんどちょう(音戸町)
。

文字コード

「戸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「戸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。