異体字「都」については「都(漢字)」をご覧ください。
都とは、みやこ/天子の居所がある土地などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、邑部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 都 | |
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読み | 音読み | ト ツ 《外》チョ |
訓読み | みやこ 《外》すべ(て) |
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部首 | 邑部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 邑部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
字体 | 都 |
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画数 | 12画 |
Unicode | U+FA26 |
JISX0213 | 1-92-74 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『都』の字には少なくとも、都・ 都・ 都・ 都・ 都ての5種の読み方が存在する。
意味
- みやこ。天子の居所がある土地。「都城・旧都・古都・皇都・三都・首都・新都・遷都・帝都」
- 人が集まる賑やかな町。「都会・都市・都心」
- 日本の首都。東京都。「都営・都議・都政・都庁・都内・都民・都立」
- 雅やか。上品で美しい。「都雅」
- 統率する。統べる。取りまとめる。「都統・都督」
- 全て。合わせて。悉く。「都度(つど)・都合(つごう)」
都の用法:地方行政区画
地方行政区画【ちほうぎょうせいくかく】とは、国を統治するために領土を細分化したもの。時代と共に土地の役割が集落区分・領地区分・徴税区分・地方行政区分として大きく変化してきた。
国評里制(645年ごろ) | ||||
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国 | 評 | 里・五十戸 | 戸 | |
大宝律令(五畿七道、国郡里制)(701) | ||||
畿・道 | 国(州) | 郡 | 里⇒郷 | 戸 |
荘園公領制(10 – 12世紀ごろ) | ||||
畿・道 | 国(州) | 郡・郷・保 | 惣・村 | |
荘(荘園) | ||||
太閤検地(1582 – 1598) | ||||
畿・道 | 国(州) | 郡 | 村 | |
府藩県三治制(1868)/廃藩置県(1871) 郡区町村編制法(1878)/市制及町村制(1888) 府県制及郡制(1890) |
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使(⇒庁)・府・藩(⇒×)・県 | 郡 | 町・村 | ||
市 | 区 | |||
東京都制(1943)・道府県制(1946) 地方自治法(1947) |
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都・道・府・県 | 市・区(特別区)・町・村 |
熟語
四字熟語
「都」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
南都北嶺 |
古都【こと】
[英語]ancientcity
古い都(ミヤコ)。長い歴史を持つ都。旧都。
都濃【つの】
[Romaji]Tsuno
つのちょう(都農町)
[古]つのぐん(都濃郡)
。
都賀【つが】
[Romaji]Tsuga
[古]つがまち(都賀町)。
都下【とか】
みやこの中。
「都内(トナイ)」とも呼ぶ。
[古]東京都の中。
許都【きょと】
[中国語]Xudu
[歴]中国の古都の一つ。現在の河南省(HenanSheng)(カナンショウ)許昌市(XuchangShi)許昌県(XuchangXian)の東部。AD.196<建安元>、曹操(CaoCao)(ソウ・ソウ)が後漢の献帝(XianDi)を洛陽(Luoyang)から迎えた地。
文字コード
「都」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+90FD |
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JISX0213 | 1-37-52 |
戸籍統一文字番号 2 | 448310 |
住基ネット統一文字 | J+90FD |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 10346 |
新大字典4 | 講談社 | 17408 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13022 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 39497’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11740 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「都」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「都」についての総括
- 都の画数 :11画
- 都の部首 : 邑
- 都の読み方:ト・ツ・チョ・みやこ・すべて
- 都の意味 :みやこ/天子の居所がある土地
以上で「都」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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