「義」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

義とは、条理／行うべき正しい道に従うこと／道理にかなうことなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、羊部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『義』の字には少なくとも、義ギ・ 義キ・ 義いよいの3種の読み方が存在する。

意味

1. 条理。行うべき正しい道に従うこと。道理にかなうこと。「義人・義勇・義務・義理・恩義・情義・信義・仁義・正義・節義・大義・忠義・道義・徳義・不義・律義」
2. 利害を捨てて条理に従う。公共のために自ら尽くす気持ち。「義援・義気・義挙・義俠/義侠(ぎきょう)・義軍・義士・義塾・義倉・義捐・義憤・義民」
3. 血縁ではない関係者が形式的に結ぶ親族関係。「義父・義母・義姉・義兄弟」
4. わけ。意味。趣旨。筋道。「義疏(ぎそ/ぎしょ)・意義・字義・語義・本義・別義・広義・釈義・講義・奥義(おうぎ)・疑義・教義・談義・定義・第一義」
5. 実物の代用品。仮の。「義眼・義足・義手・義歯」
6. 儒教における五常の一つ。道義。

義の用法：六義

六義【りくぎ】とは、古代中国の詩集「詩経」に記述された詩の体裁・表現における六種の類型。

義の用法：五徳

五徳【ごとく】とは、儒教で重要視される道徳意識。「仁義礼智信」とも。五徳を持つことで人間関係を円滑化できるという教え。日本の飛鳥時代に制定された冠位十二階(徳・仁・礼・信・義・智)に影響を与えたとされる。五常とも。

熟語

四字熟語

「義」の漢字を語中にもつ四字熟語10種を表にまとめる。

義烏【ぎう】

[中国語]Yiwu

(YiwuShi)ぎうし(義烏市)
。

義烏市【ぎうし】

[中国語]YiwuShi、[英語]YiwuCity

中国南東部、浙江省(ZhejiangSheng)(セッコウショウ)中央部の金華市(JinhuaShi)(地級市)が管轄する市(県級市)。南西部を金華市に接する。
「イーウー市(義烏市)」とも呼ぶ。

ギマ／義万【ぎま】

[魚]フグ目(Tetraodontiformes)ギマ科(Triacanthidae)の海魚。
。

義和団【ぎわだん】

[中国語]Yihetuan

古義学【こぎがく】

江戸時代、儒学者伊藤仁斎(ジンサイ)が唱えた古学の一つ。
宋(ソウ)・明(ミン)の朱子学を孔孟の古学に背くとして排し、直接経典を研究することを主張。嗣子の伊藤東涯(トウガイ)が継承・発展させる。

文字コード

「義」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「義」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。