「読」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「讀」については「讀(漢字)」をご覧ください。

とは、よむ/書物や本をよむ/文字から意味を理解するなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、言部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「読」
字体
読み 音読み ドク
トク
トウ
訓読み ()
部首 言部
画数 総画数 14画
部首内画数 言部7画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N5
異体字「讀」
字体
画数 22画
Unicode U+8B80
JISX0213 1-76-06

書き方・読み方

書き方

読_書き方
読の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ドクトクトウ読むよむの4種の読み方が存在する。

意味

  1. よむ。書物やをよむ。文字から意味を理解する。「読解・読者・読書・読破・読了・愛読・一読・音読・解読・訓読・講読・再読・熟読・素読・精読・代読・通読・拝読・判読・必読・味読・黙読・乱読・朗読」
  2. の区切り。トウ。「読点(とうてん)・句読(くとう)」

熟語

四字熟語

「読」の漢字を語中にもつ四字熟語11種を表にまとめる。

「読」が入る四字熟語
一読三嘆いちどくさんたん 熟読玩味じゅくどくがんみ 熟読三思じゅくどくさんし
晴耕雨読せいこううどく 聖読庸行せいどくようこう 読書三到どくしょさんとう
読書三昧どくしょざんまい 読書三余どくしょさんよ 読書尚友どくしょしょうゆう
読書百遍どくしょひゃっぺん 読書亡羊どくしょぼうよう

読字【どくじ】

文字を読むこと。
特に、漢字を読むこと。

訓読【くんどく】

参照いっさいてん(一斎点)

舌読【ぜつどく】

[英語]tongueBraille/tonguebraille

舌先で点字を読むこと。
ハンセン病患者など視力に加えて触覚または指を失った人が行った。
現在は録音再生機器の普及と朗読ボランティアにより、ほとんど行われていない。

下読み【したよみ】

書物などを前もって読んでおくこと。
[放](すらすらと読めるように)原稿などを前もって読んでおくこと。
読み間違えや読みよどむことがなくなる。

略読【りゃくどく】

ざっと読むこと。
[仏]てんどく(転読、轉讀)

文字コード

「読」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「読」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8AAD
JISX0213 1-38-41
戸籍統一文字番号 2 403840
住基ネット統一文字 J+8AAD

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「読」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9360
新大字典4 講談社 15757
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11963
大漢和辞典6 7 大修館書店 35580’
大漢語林8 大修館書店 10723

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「読」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「読」についての総括
  1. 読の画数 :14画
  2. 読の部首 : 言
  3. 読の読み方:ドク・トク・トウ・よむ
  4. 読の意味 :よむ/書物や本をよむ/文字から意味を理解する
以上で「読」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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