冠とは、かんむりなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、冖部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 冠 | |
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読み | 音読み | カン |
訓読み | かんむり 《外》かむ(る) |
|
部首 | 冖部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 冖部7画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『冠』の字には少なくとも、冠・ 冠・ 冠るの3種の読み方が存在する。
意味
- かんむり。「冠位・冠帯・衣冠」
- 成年。成人すること。成人の儀式で冠をつけること。「冠者・冠礼」
- かむる。被せる。冠を被る。「冠省・冠水」
- 最も優れている。第一。卓越。「冠軍・冠絶」
- 漢字の構成部分の一つ。「竹冠・草冠・穴冠・雨冠」
熟語
四字熟語
「冠」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
冠婚葬祭 | 冠前絶後 | 冠履転倒 |
被髪纓冠 | 偏旁冠脚 |
新冠【にいかっぷ】
[Romaji]Nikkapu/Niikappu
にいかっぷぐん(新冠郡)
にいかっぷちょう(新冠町)
。
麻冠【まかんむり】
[言][国]まだれ(麻垂、广)
。
沓冠【くつかぶり】
[文]折句(オリク)の一種。各句の初めと終わりに定められた語句を詠み込んだもの。
。
冠山【かんむりやま】
[Romaji]KammuriYama/KanmuriYama
[地]岐阜県揖斐郡(イビグン)藤橋村(フジハシムラ)にある山。標高1,257メートル。[地]広島県・山口県・島根県の境にある山。
トサカ/鶏冠【とさか】
[鳥]ニワトリ・キジなどの鳥の頭部にある肉質の突起。
七面鳥の大きなトサカ:スヌード(snood)。
英語:コックスコム(cockscomb)/クレスト(crest)/コーム(comb)。
文字コード
「冠」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+51A0 |
---|---|
JISX0213 | 1-20-07 |
戸籍統一文字番号 2 | 018830 |
住基ネット統一文字 | J+51A0 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 589 |
新大字典4 | 講談社 | 1011 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 754 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 1580 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 741 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「冠」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「冠」についての総括
- 冠の画数 :9画
- 冠の部首 : 冖
- 冠の読み方:カン・かんむり・かむる
- 冠の意味 :かんむり
以上で「冠」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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