異体字「壷」については「壷(漢字)」をご覧ください。
壺とは、つぼ/水や酒などの液体を入れる容器などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、士部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 壺 | |
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読み | 音読み | コ ゴ |
訓読み | つぼ | |
部首 | 士部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 士部9画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
字体 | 壷 |
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画数 | 11画 |
Unicode | U+58F7 |
JISX0213 | 1-36-59 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『壺』の字には少なくとも、壺・ 壺・ 壺の3種の読み方が存在する。
意味
つぼ/水や酒などの液体を入れる容器
熟語
坪/壺【つぼ】
建物の中や間、または塀・垣根(カキネ)などで囲まれた一区画の庭。坪庭(ツボニワ)・中庭(ナカニワ)。
(転じて)宮中の殿舎で、中庭に面した部屋。
野壺【のつぼ】
屋外に据(ス)えた肥壺(コエツボ)・便所。
[農]畑など野外に作った肥溜(コエダ)め。こえだめ(肥溜め)。
壺/壷【つぼ】
深くくぼんでいる所。つぼ(ツボ、壺)。
滝壺(タキツボ)
口が狭く窄(ツボ)まり、胴が丸く膨(フク)らんだ形の容器。
ど壺【どつぼ】
[俗]相手の策略にまんまと乗ってしまった状態。
「壺に嵌(ハ)まる」を強調した「ど壺に嵌まる」の簡略形から。
[俗](転じて)自らまねいて窮地(キュウチ)に陥(オチイ)った状態。
ツボ/壺【つぼ】
[医]人体の場所で、灸(キュウ)をすえる箇所(カショ)、鍼(ハリ)を打つ箇所、指圧(シアツ)をする箇所。つぼ(壺、壷)。1989年(平成元年)世界保健機関(WHO)、361ヶ所のツボの名称を統一し、国際番号を付ける。
文字コード
「壺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+58FA |
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JISX0213 | 1-52-68 |
戸籍統一文字番号 2 | 064820 |
住基ネット統一文字 | J+58FA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 1723 |
新大字典4 | 講談社 | 2878 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2142 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 5662 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2087 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「壺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 壺の画数 :12画
- 壺の部首 : 士
- 壺の読み方:ゴ・コ・つぼ
- 壺の意味 :つぼ/水や酒などの液体を入れる容器
ウサタロー