異体字「廊」については「廊(漢字)」をご覧ください。
廊とは、わたどの／渡りろうかなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、广部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
| 字体 | 廊 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ロウ |
| 訓読み | 《外》わたどの | |
| 部首 | 广部 | |
| 画数 | 総画数 | 12画 |
| 部首内画数 | 广部9画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検3級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
| 字体 | 廊 |
|---|---|
| 画数 | 13画 |
| Unicode | U+F928 |
| JISX0213 | 1-84-14 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『廊』の字には少なくとも、廊・ 廊の2種の読み方が存在する。
意味
わたどの／渡りろうか
熟語
歩廊【ほろう】
寺院・神社・宮殿などで、板敷ではない廊下・回廊。
床を敲土(タタキツチ)・石・敷瓦などで仕上げたもの。
[交]プラットホーム(platform)。
廊下【ろうか】
[英語]passage／corridor
[建] 拱廊(arcade)：あーけーど(アーケード)歩廊：ほろう(歩廊)緑廊(pergola)：ぱーごら(パーゴラ)教会：よくろう(翼廊)、しんろう(身廊)、そくろう(側廊)[運]登山用語。
。
側廊【そくろう】
[英語]aisle
[建]教会堂で会衆席と柱で区切られた左右の細長い渡り廊下・通路。「アイル」とも呼ぶ。しんろう(身廊)、よくろう(翼廊)、ばじりか(バジリカ)。
身廊【しんろう】
[英語]nave
[建]教会堂の入り口から内陣(ナイジン)にいたるまでの中央部分。左右には信者の会衆席がある外陣(ゲジン)。「ネーブ」とも呼ぶ。
柱廊【ちゅうろう】
[英語]colonnade／pillaredcorridor
[建]ころねーど(コロネード)。
文字コード
「廊」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+5ECA |
|---|---|
| JISX0213 | 1-47-13 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 106610 |
| 住基ネット統一文字 | J+5ECA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 2528 |
| 新大字典4 | 講談社 | 4395 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3154 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 3065 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「廊」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「廊」についての総括
- 廊の画数 ：12画
- 廊の部首 ： 广
- 廊の読み方：ロウ・わたどの
- 廊の意味 ：わたどの／渡りろうか
以上で「廊」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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