庖とは、料理人/料理/くりや/台所などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、广部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 庖 | |
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読み | 音読み | ホウ ビョウ |
訓読み | くりや | |
部首 | 广部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 广部5画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『庖』の字には少なくとも、庖・ 庖・ 庖の3種の読み方が存在する。
意味
料理人/料理/くりや/台所
熟語
庖山【ほうざん】
[中国語]PaoShan
[地]中国の人祖山(RenzuShan)の別称。じんそざん(人祖山)
。
包丁/庖丁【ほうちょう】
[料](kitchenknife)料理用の刃物。
一般に、硬い素材(野菜など)では押して、柔らかい素材(魚・肉など)では引いて切る。
文化包丁:ぶんかぼうちょう(文化包丁、文化庖丁)出刃包丁:でばぼうちょう(出刃包丁、出刃庖丁)刺身包丁:さしみぼうちょう(刺身包丁、刺身庖丁)菜切り包丁/菜刀(ナガタナ):なきりぼうちょう(菜切り包丁、菜切り庖丁、菜切包丁、菜切庖丁)牛刀:ぎゅうとう(牛刀)
参照いしぼうちょう(石包丁、石庖丁)
。
石包丁/石庖丁【いしぼうちょう】
[歴]東アジア特有の磨製石器の一つ。扁平(ヘンペイ)な半月形または長方形で、稲などの穂(ホ)を摘(ツ)みとる農具。
長さ10センチくらいで、一方に刃がつき、中央に1~数個の穴があり、これにひもを通して指にかけ、穂を刈り取ったと思われる。
出刃包丁/出刃庖丁【でばぼうちょう】
[料]和包丁の一種。
魚や鳥をおろしたり、骨をたたき切ったりする片刃(カタバ)の包丁。
刃幅が広く先の尖った、棟が厚くて重いもの。
刺身包丁/刺身庖丁【さしみぼうちょう】
[料]刺身を作るのに用いる和包丁。刃の幅が狭くて刀身が長い片刃のもの。
一般に魚を出刃(デバ)包丁で下ろした後に使用する。
文字コード
「庖」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E96 |
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JISX0213 | 1-42-89 |
戸籍統一文字番号 2 | 105160 |
住基ネット統一文字 | J+5E96 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | 4351 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3122 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「庖」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 庖の画数 :8画
- 庖の部首 : 广
- 庖の読み方:ホウ・ビョウ・くりや
- 庖の意味 :料理人/料理/くりや/台所
ウサタロー