「恐」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、おそれる/おそろしい/こわいなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「恐」
字体
読み 音読み キョウ
訓読み おそ(れる)
おそ(ろしい)
《外》こわ()
部首 心部
画数 総画数 10画
部首内画数 心部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

恐_書き方
恐の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、キョウ恐いこわい恐ろしいおそろしい恐れるおそれるの4種の読み方が存在する。

意味

  1. おそれる。おそろしい。こわい。類義語:「恐懼(きょうく)・恐慌・恐怖・恐水病」
  2. おそれいる。む。まる。「恐悦・恐縮・恐惶(きょうこう)・恐察」
  3. おそれ。不幸への心配。懸念。類義語:
  4. す。しつける。「恐迫・恐喝」

熟語

四字熟語

「恐」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「恐」が入る四字熟語
恐悦至極きょうえつしごく 恐懼感激きょうくかんげき 誠惶誠恐せいこうせいきょう

恐妻【きょうさい】

夫(オット)が妻に頭の上がらないこと。
恐妻家:きょうさいか(恐妻家)
夫を言いなりにする、しっかりして恐い妻。

恐山【おそれやま】

[Romaji]OsoreYama

[地]おそれざん(恐山)

恐山【おそれざん】

[Romaji]OsoreZan

[地]青森県北東部、下北半島北部の下北郡(シモキタグン)大畑町(オオハタマチ)にある恐山(オソレヤマ)山地の火山。標高879メートル。
「宇曾利山(ウソリヤマ)」、「おそれやま(恐山)」とも呼ぶ。

恐竜【きょうりゅう】

[学名](新)Dinosaurs/(旧)Dinosauria

[化生]爬虫類に属する化石脊推動物。
竜盤類・鳥盤類・翼竜類に大別される。
「ディノザウルス」とも呼ぶ。

恐縮【きょうしゅく】

恐ろしくて身が縮むこと。
好意・配慮・骨祈りなどに深く感謝すること。
「目上の人から受けた特段の行為は、身分の低い私にはありがた過ぎて身が縮むほど恐れ入る」の意味。

文字コード

「恐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「恐」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6050
JISX0213 1-22-18
戸籍統一文字番号 2 119460
住基ネット統一文字 J+6050

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「恐」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2822
新大字典4 講談社 4853
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3498
大漢和辞典6 7 大修館書店 10552
大漢語林8 大修館書店 3321

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「恐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「恐」についての総括
  1. 恐の画数 :10画
  2. 恐の部首 : 心
  3. 恐の読み方:キョウ・こわい・おそろしい・おそれる
  4. 恐の意味 :おそれる/おそろしい/こわい
以上で「恐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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